入浴剤の入ったお湯を追い炊きして使う人もいるでしょうが、入浴剤の種類によっては追い炊きをすると浴槽や配管、給湯器の故障につながるものもあります。
追い炊きしても問題ない入浴剤
追い炊きしても配管や風呂釜を傷めない入浴剤は、「浴槽・配管を傷めない」「追い炊き機能付きのお風呂で使える」などと書いてあるものや中性のもの、そしてお湯が白く濁らないものです。
基本的に、お湯が透明のままの入浴剤には銅を酸化させる酸化チタンが含まれていないので、配管を傷つけず安心です。
ただし、お湯がにごる入浴剤の中には、にごりがオイルによるものもあります。にごる入浴剤でも、パッケージに「浴槽・配管を傷めない」などの記載があれば使っても大丈夫です。
追い炊きを避けたい入浴剤
追い炊きを避けたい入浴剤は、塩や塩化ナトリウム、硫黄を含んでいるものや、金属を傷める酸化チタンや炭酸カルシウムを含むもの。そして花びらなどの固形物や、お茶・ゆず・牛乳などの食物が入っているものです。
たとえば、人気のバスソルトはその名のとおり「塩」そのものを含むため、追い炊きする際は使わないほうがよいでしょう。
使っちゃダメな入浴剤を入れて追い炊きしてしまったら
もしも配管などを傷める入浴剤を入れたお湯を追い炊きしてしまったら、すぐに排水して浴槽内や配管を洗いましょう。
給湯器に配管クリーン機能が付いていない場合は、湯船にお湯を満たして追い炊きすることで、配管内にたまった入浴剤の成分がお湯と一緒に押し出されます。その後、風呂釜用の洗浄剤を使うとさらに汚れが落ちます。
それでも不具合が解消しない場合は、給湯器メーカーや修理業者に連絡しましょう。
なお、追い炊き機能付きの風呂釜の場合は、特に異常がなくても1ヵ月に1回はパイプ掃除をするのがよいです。
追い炊き機能付きの風呂釜はとても便利ですが、気をつけるべきポイントがあることを覚えておきましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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