2023年で制度が終わるジュニアNISAは、投資できる期限が迫っているが、このまま何もしなければ将来子どもが困ることになるかもしれない。
12月22日までに注文するのが安心。終わった後はどうなる?
ジュニアNISAの口座開設は今年9月で終わったが、口座さえ開いていれば12月末まで投資でき、買った銘柄は5年の非課税期間が過ぎたあとも、自動的に18歳まで運用できる口座へロールオーバーされる(継続管理勘定)。つまり、その後は何もしなくても18歳になるまで非課税の恩恵を受けられるということだ。
たとえば、子どもが今15歳なら、18歳になるまで3年の間は非課税で運用できる。子どもが0歳なら19年、と子どもの年齢が小さければ小さいほど長く時間を取れるので、より有利な運用ができる。
12月末とは具体的には、受渡日が12月29日までだが、海外ものの投資信託だと注文から受け渡しまで5営業日ほどかかるうえ、クリスマス休暇もあるので、12月22日までに注文をしておくと安心だ(ただ銘柄ごとにスケジュールは異なるので必ず確認を急ごう)。
放っておくと子どもが将来NISAを開くときに困る可能性が
ジュニアNISA口座をそのままにしておいて困るかもしれないのは、子どもが成人したときに同じ金融機関で自動的に成人NISA口座が開設されてしまうことだ。
この場合、将来子どもが自身の判断でNISAを始めたいと思ったときに、スムーズに口座開設できなくなるかもしれない。NISA口座は一人1口座のみというルールがあり、他の金融機関で開きたいなら、まずは今あるNISAを閉鎖する手間がかかる。
今年の投資に間に合わずジュニアNISAが空っぽのままならば、子どもが成人する前に閉鎖しておいたほうがいいだろう。少なくとも、どこの金融機関でNISAを開いているかは子どもに伝えておこう。どこでNISAを開いているかも分からないと、手続きがより難しくなるからだ。
新NISAは18歳未満はできない
2024年に始まる新NISAは、18歳未満は使えないので、未成年の名義で“非課税運用”できるのは、今が最後のチャンスということだ。
あまり時間はないが、せっかくジュニアNISAを開いたのなら、投資できないかを考えた上で、この際、子どもの将来への投資についてもあらためて考えてみておくといいだろう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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