印刷業界で使われる「ヤレ」ってどんな意味?会社で出しすぎると「怒られるアレ」のこと

2023/12/21 18:00

https://money.smt.docomo.ne.jp/image/NAbTlzSCQeCI8KGuQnp0Tg.jpg
印刷業界では「ヤレ」という言葉があり、印刷に関わる人たちが使う隠語です。一見、何かを命令しているようにも見える言葉ですが、実際は印刷の工程で起こるある物をさします。 破棄せずリサイクルされる「ヤレ」 私たちが日々目にしている、書籍や雑誌、チラシなどは印刷業界の技術により、文字や写真を楽しめ、印刷で表現されるほとんどの色

印刷業界では「ヤレ」という言葉があり、印刷に関わる人たちが使う隠語です。一見、何かを命令しているようにも見える言葉ですが、実際は印刷の工程で起こるある物をさします。

破棄せずリサイクルされる「ヤレ」

私たちが日々目にしている、書籍や雑誌、チラシなどは印刷業界の技術により、文字や写真を楽しめ、印刷で表現されるほとんどの色はCMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)の4種類で再現されています。

「ヤレ」とは、印刷物を作る過程で生じる「いらない紙」のことです。

由来は「破れ」(やぶれ)からきており、印刷機の調整で消費する紙や、印刷不良、断裁の切り落とし部分をさし「ヤレ紙」ともいいます。

印刷や製本にする際、難易度が高く無駄になる紙が多く出る場合では「ヤレ率が高い」ということもあります。

このヤレは、日々印刷業界で排出されていますが、廃棄ではなくほとんどがリサイクルに回されているようです。

古紙が生まれ変わるには溶解や洗浄、脱水が必要

印刷・製本業界ででるヤレや、出版会社からでる書籍・雑誌残本など、いらなくなった産業古紙は日々で続けています。

そんな古紙を無駄にせず、紙のリサイクルを行う企業も多く存在し、新たな資源化、製紙原料へ加工しています。

主に最初はパルパーという溶解工程で液状にし、フィルターを通して粗大異物を除去します。その後フローテーターという、インキ粒子を除去する装置に入れインキを除去したのち、微細異物を除去し、洗浄と脱水工程後、古紙が新しい紙の原料へと生まれ変わるようです。

文/編集・dメニューマネー編集部

【関連記事】
カードローン・スマホローンのよくある7つの疑問(PR)
「dジョブスマホワーク」で高ポイントをもらう方法
「老後破産」しないために読みたい
dポイントで投資できる?100ポイントからでOK!(外部)
ポイ活特集