芸能業界では、「テンドン」という隠語が芸人たちの間で使われています。芸人がやるネタの中で見られる。ある行動を示す「テンドン」ですが、その由来は私たちが知っている天丼のある具材の様子からきているようです。
笑いをとるテクニックの一つ
12月のお笑いショーレースといえば、9日に7代目女王に“紅しょうが”が決まったTHE Wや、これから24日に王者が決まるM-1グランプリがありますが、賞金をかけ熱いバトルで盛り上がります。
「テンドン」とは、1度したボケを2度繰り返すことで笑いをとる手法のことをさします。由来は、天丼に2本の海老が乗っている様子からきている諸説があります。
テンドンは短時間のうちにボケを繰り返したり、話が切り替わって忘れた頃に繰り返したり、その手法はさまざまで、言葉だけでなく行動、やり取りも含まれます。
M-1グランプリの過去優勝者もネタ使っていた
テンドンの具体的な例を挙げると、2020年にM-1グランプリを優勝したマヂカルラブリーが決勝1stステージに行った「高級フレンチ」のネタです。
最初、ツッコミの村上さんが高級フレンチで気を付けることを教えた中に、料理が終わったらカトラリーを斜めに置くという場面がありました。
その後、ボケの野田クリスタルさんが高級フレンチでやってはいけない行動を繰り返しますが、どれも話の終わりには、何かを斜めに置く仕草で話を終わらし、すかさず村上さんが「終わりーじゃないんだよ!」と叫ぶところがテンドンになっており、観客を笑いに誘っていました。
しっかりとしたフリやオチを入れ込む、意図的な展開がテンドンなのです。
文/編集・dメニューマネー編集部
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