株主優待では、自社商品やQUOカードがもらえたり、サービスの割引券がもらえたりしますが、「ポイントがもらえる」優待にも注目したいところです。なぜなら株主優待という投資でもらったポイントがさらに投資にも役立てられるからです(文中株価は2023年12月25日終値)。
ポイ活に興味がない人でも注目して欲しい理由
株主優待でポイントがもらえる銘柄に注目すべき理由は大きく2つあり、使う店舗次第では1ポイント1.5~2円として使えること、ポイントをそのまま投資に回せることです。
たとえば、dポイントはファミリーマートなどコンビニで1ポイント1円として使えますが、ローソン <2651> のお試し引換券と呼ばれるクーポンにすると1ポイント2円相当として使えます。
ポイントを投資に使える証券会社はたくさんあり、たとえばSBI証券( SBIホールディングス <8473> )ではTポイント、Vポイント、Pontaポイントを1ポイント1円として使え、投資信託や国内株式を買えます。楽天証券でも楽天ポイントで投資信託や国内株式を買え、大和コネクト証券(大和証券グループ本社 <8601> )でもdポイントやPontaポイントがあれば、単元未満株のひな株、まいにち投信(投信の積立購入)などに使えます。
マネックス証券(マネックスグループ <8698> )でも投資で貯めたマネックスポイントを投資に回せます。このように、貯めたポイントを投資に充てることで、“ポイントをさらに増やしていける”のです。
具体的にポイントがもらえる株主優待の例は…
株主優待でポイントがもらえる銘柄は数多くあります。
最近dポイントと交換できるとニュースになったバリューHR <6078> (株価1,553円、最低投資額15万5300円)では、100株保有で2500ポイント~5000ポイントがもらえます(保有期間による)。ただし、権利確定は年1度の12月末です。
また、今年株式分割した日本電信電話 <9432> (株価171.3円、最低投資額1万7130円)も注目されており、もらえるdポイントは100株以上を2年以上3年未満持っていると1500ポイント、5年以上6年未満の保有期間で3000ポイントです。投資金額2万円弱でポイントがもらえますが、注意点は2年以上経たないともらえないところです。
このほかにも、りそなホールディングス <8308> (株価714.9円、最低投資額7万1490円)では「クラブポイント」が毎月もらえます。100株以上で月間20ポイント、500株以上で月間25ポイントで、dポイントなどに交換できます。
そしてTOKAIホールディングス <3167> (株価953円、最低投資額9万5300円)では優待でTLCポイントを選べるのですが、このポイントはポイントサイトを経由すればdポイントなど各種ポイントに交換できます。
このほか、株主優待にプレミアム優待倶楽部(PYC)を導入している各企業では、WILLsCoinからネットマイルにコインを交換し、ポイントに交換できます。
ポイントがもらえる優待の注意点
ポイントがもらえる株主優待にもデメリットはあり、一つ目は、投資である以上、株価が下がって損することがある点です。
また、もらったポイントを別のポイントに交換する際には、目減りしたり、手数料がかかったりすることにも注意が必要です。
文・谷口久美子(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
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