舞台の仕事に関わる人たちの間では、「鉄砲」という隠語が使われています。舞台上で使う小道具のことや演出のことをさす言葉のように思えますが、実は「ある場所」を示す言葉のようです。
指定席がなかった頃に生まれた「鉄砲」
最近、舞台業界では型破りな演出も多く存在し、歌舞伎と初音ミクがコラボした新たな音響体験の超歌舞伎や、漫画やアニメ、ゲームを原作とした2.5次元ミュージカルなど、ファン層を刺激したコンテンツが増えてきました。
漫画やアニメの延長線で、気軽に見たいと思う人も増えている舞台業界ですが、「鉄砲」とは、一階席の中央、前方の席のことをさします。
まだ、指定席がなく劇場が興行を仕切っている頃、関係者のためにズドンと席を取ったことが語源で、「鉄砲席」ともいいます。
現代でも、チケットを一般販売せず、急に観劇する関係者のために席を取っておくことを鉄砲と呼んでいます。
そのほか、舞台上から鉄砲を撃ったら、当たるほどの近い距離という意味もあるようです。
演劇とミュージカルの違いって?
音楽の要素があればミュージカルと考えやすいですが、実際にそうなのか違いを見てみましょう。
まず、演劇とは舞台上で物語を通して感情などを表現する総合芸術の一つです。脚本家が台本を書き、演出家が俳優を指導し、台詞や身振りで物語を形象化します。
そしてミュージカルとは、演劇の中に音楽だけがあるのではなく、音楽・踊り・歌が含まれ、芝居の中でそれぞれが独立したものではなく、融合させたストーリー展開のことをいいます。
文/編集・dメニューマネー編集部
【関連記事】
・カードローン・スマホローンのよくある7つの疑問(PR)
・「dジョブスマホワーク」で高ポイントをもらう方法
・「老後破産」しないために読みたい
・dポイントで投資できる?100ポイントからでOK!(外部)
・ポイ活特集