寒くなると食べたくなるおでん。紀文食品 <2933> は、はんぺんやさつま揚げなどの水産練製品を手がけています。そのほか、お正月に食べるおせち料理の定番である伊達巻き、栗きんとん、黒豆なども製造している同社の昔の社名、分かりますか? 紀文の社名の由来とは…… 同社は1938年、創業者の保芦邦人(ほあしくにひ
寒くなると食べたくなるおでん。紀文食品 <2933> は、はんぺんやさつま揚げなどの水産練製品を手がけています。そのほか、お正月に食べるおせち料理の定番である伊達巻き、栗きんとん、黒豆なども製造している同社の昔の社名、分かりますか?
紀文の社名の由来とは……
同社は1938年、創業者の保芦邦人(ほあしくにひと)氏(1913-1989)により創業。当時の社名は、「山形屋米店」で、その名のとおり米屋だったそうです。1940年から果物販売へシフトし、“紀国屋果物店”をオープン。その後、店名を“紀文”へ変更しています。
紀文の社名の由来は諸説あるといわれています。旧社名の紀伊国屋果物店の“紀”と、保芦氏の妻・文子さんの“文”を組み合わせて名付けられたという説や、紀伊国屋果物店が顧客より“きのくにやさん”と呼ばれていたことから、さん付けではなく、気軽に呼んでもらえるよう、紀文と名付けた説があります。
練り製品の製造のきっかけは、1947年山久蒲鉾(その後、釜文蒲鉾へ変更)へ出資したことです。1948年に水産物の製造・加工のため、株式会社紀文商店 を設立。1950年には、銀座松坂屋へ直営店をオープンさせ、百貨店へ初進出しました。1957年には、釜文蒲鉾と合併して株式会社紀文へ社名変更。現在の紀文食品に変更したのは、1992年のことです。
文/編集・dメニューマネー編集部
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