カードローンは、冠婚葬祭などで急にお金が必要になったときのために作っておくと便利です。ただし、今は使う予定がない人がいざというときのために契約する場合、知っておくべき注意点があります。
注意点1 契約すると信用情報に登録され、借入限度額を借り入れと見なされることがある
カードローンを契約すると借り入れをする前から、信用情報に登録されるほか、借りていなくてもカードローンに設定されている借入限度額を借り入れと見なされるおそれがあり、住宅ローンの審査などに影響があるかもしれません。そのため、必要以上にカードローンを作らず、1社に絞っておくほうがよいでしょう。
なお。信用情報とはクレジットやローンなどの取引についての個人情報です。信用情報はお金を借りる人の信用を判断するために、金融機関が使います。
カードローンを作っただけで信用情報に傷がつくわけではなく、問題になるのは主に延滞を繰り返したり、自己破産をしたりした場合です。
注意点2 なくしたり盗まれたりするリスクがある
カードローンを作って使わずにいると、カードをなくしたり盗まれたりするかもしれません。クレジットカードには紛失保険や盗難保険がありますが、カードローンには通常、そのような補償がありません。
そのため、カードローンを不正利用されると、身に覚えのない借り入れに対して返済しなければならなくなるおそれがあります。
最近ではカード本体のないカードローンもあり、すぐに使わない人はそのようなタイプを選ぶとよいでしょう。
注意点3 「無利息期間」が終わってしまう
カードローンの中には、新規の契約直後は、「契約後100日」のような利息のかからない期間を設けているものもありますが、使う予定がないのに作った場合、そうしたメリットがなくなってしまう可能性があります。
カードローンの金利は住宅ローンなどに比べて高いため、できれば利息のかからない期間を有効に使いたいところです。
その場合、使う直前にカードローンを契約するのも1つの方法です。最短でその日に審査が終わるカードローンもあるので、検討してみましょう。
文・松田聡子(ファイナンシャル・プランナー)
編集・dメニューマネー編集部
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