定年後に働き続けたいシニア世代が検討しやすい仕事の一つに、幼稚園やデイサービス、病院などの送迎ドライバーがある。未経験者でも運転免許証があれば就けるし、求人も多いようだが、どれくらい稼げるのだろうか。
送迎ドライバーの仕事内容は?
送迎ドライバーは、冒頭に挙げたように幼稚園やデイサービス、病院と利用者の自宅を往復して送り届けるのが仕事だ。
幼稚園は朝の登園と午後の帰宅の際に運転。スキマ時間に帰宅や副業をしてもよい求人もあれば、園庭の清掃や備品管理などを任される求人もある。
デイサービスや病院の送迎ドライバーは、介護施設や病院、クリニックと自宅を往復する。幼稚園の送迎ドライバーと同じように、施設内の清掃を任されることもあるようだ。
送迎ドライバーに必要な資格は?
送迎ドライバーの求人は、普通免許があれば応募できるものが少なくない。タクシーやバスなどを運転するドライバーは、移動自体で収益を得るため第二種免許が必要だが、幼稚園やデイサービスなどの送迎では、必要ない。
たとえば、デイサービスの送迎で使う車は軽自動車や普通自動車であることも多く、その場合、基本的には普通免許で対応できるが、幼稚園のマイクロバスなどを運転する場合は、第一種中型免許以上が必要になることがある。
また、デイサービス施設に関わるからといって介護の資格が必要なわけでもない。
送迎ドライバーの給料はいくら?
送迎ドライバーは、各施設から直接雇われる場合もあれば、送迎業務などを請け負っている会社の職員として各施設に派遣される場合もある。雇用形態も、パート・アルバイト、契約社員、正社員などさまざまで、給料は雇用形態によって異なる。
たとえば幼稚園の送迎ドライバーは、正社員・契約社員の場合、月給が13〜20万円の求人が多いようだ。さらに、園内の清掃なども担当する場合、月給25万円前後の求人もある。アルバイトの時給の相場は、1100〜1500円前後だ。
デイサービスのドライバーは時給制が主で、1000〜1500円前後のものが多く、病院ドライバーの相場は、正社員・契約社員の月給が18〜20万円前後、アルバイトなら時給1200〜1500円のようだ。
事故になったときはどうするか?対処法を事前に確かめておこう
送迎ドライバーは短時間勤務の求人も多く、定年後でも働きやすいかもしれないが、事故やトラブルが起きないわけではない。乗っている園児や患者を守る仕事であることは、強く意識しないといけない。
ただ、いくら安全運転を心がけても他の車がぶつかってくることもあるし、
それだけでなく、万が一事故を起こしたときの対処法や責任の所在、保険について明確にしている会社を選ぶことも、自分のためといえるだろう。
文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
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