スマホなどでお金が借りられるカードローン(スマホローン)の種類は多く、各社でサービス内容は似ているようで異なるため、適当に選ぶと損するかもしれない。何を基準に選べばいいだろうか。
銀行系カードローンは口座があれば即日借入でき、金利も低め
カードローンは借入れ専用のサービスで、クレジットカードと違ってショッピング機能がない。またクレジットカードのキャッシングに比べ、借入時の金利が低いのも特徴といえるだろう。
カードローンのサービスを提供している企業は銀行やクレジットカード会社、消費者金融などさまざまだが、口座を持っている銀行系列のカードローンならWebで申込が完結でき、その日のうちにお金を借りられるかもしれない。
たとえば三菱UFJ銀行(三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> )のカードローン「バンクイック」は銀行口座がなくても申込ができる。ただし口座がないと申込の際の手間は増えるかもしれない。こちらも金利は年1.8%~14.6%と低めだ。
また、三井住友銀行(三井住友フィナンシャルグループ <8316> )の「三井住友銀行カードローン」は、同行の口座を持っていれば24時間いつでもWebで申し込みでき、審査結果も最短で当日に出る。金利は年1.5%~14.5%とクレジットカードや消費者金融より低めだ。
みずほ銀行カードローン(みずほフィナンシャルグループ <8411> )も口座があれば即Webで申し込みでき、即日借り入れられる。金利は年2.0%~14.0%だが、同行の住宅ローンを契約していれば、0.5%(ポイント)低くなる。
ネット銀行にもカードローンのサービスがある。
楽天銀行スーパーローン(楽天銀行 <5838>) は口座がなくても申し込めて、最短で即日借りられるうえに、楽天会員であればランクに応じて審査が優遇される。年1.9%~年14.5%と低利なことに加え、入会時にはもれなく楽天ポイントが1000ポイントもらえるのも魅力だ。楽天経済圏の人にはメリットが多いカードローンといえるだろう。
携帯キャリアやキャッシュレス決済のカードローンはお得感高め
携帯キャリアやキャッシュレス決済サービス会社もカードローンを提供している。
たとえばNTTドコモの「dスマホローン」は、スマホだけで完結できるローンで、ドコモ回線の携帯電話などを契約していると、年3.9%~17.9%の金利が最大3%低くなるのが大きな魅力だろう。
借り入れは指定口座への振り込みのほか、d払い残高へのチャージもできる。d払いへの借入れは1000円からできるので、少しだけお金が必要になったときなどには便利だろう。
ファミリーマート <8028> の「ファミペイローン」もWeb完結型のカードローンだ。1000円単位で指定した銀行口座への振込かファミペイ残高へのチャージで借り入れできる。
最大60日間利息実質無料キャンペーンやファミペイボーナス2000円相当がもらえるキャンペーンをやっている(終了日未定)。
普段からファミリーマートを利用する機会の多い人にはお得感が高いカードローンかもしれない。
カードローンを利用するときの注意点
もし無審査での融資をうたっているカードローンがあったら、避けたほうがいいだろう。
なぜなら、無審査をうたっている業者は金融庁に登録されていない可能性があるからだ。というのも、カードローンも含め貸金業者は利用者の返済能力を確かめることが、貸金業法で決められているのだ。
また、カードローンの上限金利は、利息制限法で最大年率20%と定められているので、年20%を超える金利設定をしているとしたら、それは闇業者だ。
スマホだけで借りられるローンは他にもあるが、スマホを担保にした融資やSNSなどを使った個人間融資は違法なので、絶対に借りてはいけない。
カードローンは低金利で少額から借りられることから、急な出費やちょっとだけ借りたいときに便利なサービスだ。どのカードローンにするか迷うときは、自分が使っている金融機関や貯めているポイントなどの“経済圏”から選ぶのもいいかもしれない。
文/編集・dメニューマネー編集部
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