銀行員は見た!1000万円貯蓄する人の意外な共通点5選

2021/08/08 18:30

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「1,000万円貯蓄できる人はものすごく無理をしている」と思う人も多いでしょう。しかし実際に1,000万円貯蓄している人は意外なほど無理をせずにお金を貯めています。1,000万円貯蓄する人の意外な共通点を5つ紹介します。1.少額の先取り貯蓄をコツコツ行っている1,000万円貯蓄する人は少額の先取り貯蓄をコツコツ行ってい

「1,000万円貯蓄できる人はものすごく無理をしている」と思う人も多いでしょう。しかし実際に1,000万円貯蓄している人は意外なほど無理をせずにお金を貯めています。1,000万円貯蓄する人の意外な共通点を5つ紹介します。

1.少額の先取り貯蓄をコツコツ行っている

1,000万円貯蓄する人は少額の先取り貯蓄をコツコツ行っています。毎月の貯蓄額は少額でも、それを長く継続すれば大きな貯蓄になることを知っているからです。

生活費をギリギリまで制限するような無理な貯蓄はすぐに辛くなって挫折します。無理のない貯蓄プランを立て、無理のない範囲で貯蓄した方が長続きしやすく、お金も貯まりやすくなります。

筆者が特におすすめなのが少額から積立て貯蓄できる積立定期預金やつみたてNISAです。いつの間にかお金が貯まっていくので貯蓄へのモチベーションが上がります。

2.1週間単位で家計のやりくりを行っている

1週間単位で家計のやりくりを行う人も1,000万円貯蓄を達成しやすいでしょう。

筆者の経験から言えば、1ヵ月後という遠いゴールに向けて支出をコントロールし続けるのは意外と辛いものです。しかし週単位であればやりくりのゴールがぐっと近づくので支出のコントロールが無理なくでき、週の終わりにお金が余りやすくなるのです。もちろん、余ったお金は貯蓄に回せます。

我が家もその方法でマイホームの頭金1,000万円を貯めることに成功し、今もずっとそれを続けながら老後資金を貯めています。

3.収入が上がっても生活レベルを上げない

1,000万円を貯める人は収入が上がっても生活レベルを上げません。収入が増えた分は貯蓄に回して将来に備えます。

一度支出を増やして生活レベルを上げるとそれが当たり前になってしまい、収入が減ってもなかなか生活レベルを下げられません。その結果貯蓄ができないどころか今ある貯蓄にまで手を付ける羽目になり、ますます窮地に陥る可能性が高くなります。

その怖さを知る人ほど収入が上がったらその分を貯蓄に回し、もしもの事態に必要なお金を確保します。それこそが1,000万円を貯められる人の考え方だといえるでしょう。

4.家計用口座と貯蓄用口座に分けてお金を預けている

1,000万円貯蓄する人の多くは家計用口座と貯蓄用口座に分けてお金を預けています。貯蓄分のお金をうっかり家計に流用することを防ぐためです。

人間は誘惑に弱い生き物ですが、1,000万円貯蓄する人ほどそのことを自覚しています。だからこそ口座を家計用と貯蓄用に分け、貯蓄用口座に預けたお金には手を付けないようにしています。

なお、急な支出が発生した時にすぐお金を引き出せる「臨時支出用口座」も作り、さらに貯蓄用口座のお金に手を付けにくくしている人もいます。

5.キャッシュレス決済の支出を把握している

1,000万円貯蓄する人は、クレジットカードやスマホ決済などのキャッシュレス決済の支出をかなり正確に把握しています。貯蓄を増やすには支出の管理が必要不可欠であり、キャッシュレス決済もそこに含まれると知っているからです。

キャッシュレス決済は使い過ぎが心配な決済方法ですが、それを上手に管理することで支出をコントロールしやすくなり、お金も貯まりやすくなります。

1,000万円貯蓄できる人は支出を上手にコントロールできる人

端的に言えば、1,000万円貯蓄する人は支出を上手にコントロールできる人です。また、無理な貯蓄は続かないとわかっているので、無理のない範囲で長期にわたってコツコツ貯蓄します。

貯蓄1,000万円を目指す人は、ぜひそのやり方を真似してみましょう。

文・
元銀行員ライター。預金・為替業務に長く携わった経験をもとに、節約などの記事を多数執筆。現在はジャンルを広げて教育系の資格を生かした記事まで幅広く執筆。

(2021年8月8日公開記事)