キューサイは、青汁や健康食品、化粧品などを手がけている企業です。1990年から放送された、俳優・八名信夫さんの「まず～い、もう１杯」のフレーズのCMを覚えている人も多いことでしょう。同社の昔の社名、知っていますか？

あのCMのセリフが生まれたきっかけとは……

同社は1965年、長谷川常雄氏により菓子製造販売会社として創業されました。1969年からは、ニチレイ <2871> の協力工場として、冷凍食品の製造をはじめています。

青汁を手がけるようになったのは1982年。創業者の長谷川氏が突然の体調不良に襲われた際、遠藤仁郎医学博士が提唱する“青汁”に出会い健康を取り戻したことをきっかけに製造を決意。冷凍食品で培った技術を生かし、冷凍タイプの青汁を発売しました。

青汁は、1990年から放送された「まず～い、もう一杯」のCMで、全国的に知名度が上がりました。このフレーズは、実は八名信夫さんのアドリブだったそうです。見る人へ興味を与えるフレーズとして有名となり、2016年には小中学生向けの国語の副教材に掲載されました。

そんな同社は、創業時は「長老製菓」でした。1995年に社名をキューサイ株式会社へ変更しています。キューサイは、“九州自然野菜組合”から“九菜”の2文字をとって名づけられました。

文/編集・dメニューマネー編集部

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