フィギュアスケーター・浅田真央さんをはじめ、東京オリンピックで金メダルを獲得した柔道の阿部一二三選手など、多くのアスリートに愛用されている寝具を手がける、エアウィーヴ。創業時は、今とは違うものを製造していました。同社の昔の社名、わかりますか？

創業当時に生産していたものとは……

同社は2004年、高岡本州（もとくに）氏が伯父から小さな工場を引き継いだことがはじまりです。当時、漁網や釣り糸をつくる射出成型機を生産していましたが、経営は赤字で倒産寸前の状態でした。

高岡氏はある日、釣り糸で寝具をつくることを思いつき、試作したところ寝起きがすこぶる良かったそう。1年の開発期間を経て、2007年にマットレスパッド「エアウィーヴ」を発売しました。

2011年、フィギュアスケートの大会に向かう浅田選手（当時）が、エアウィーヴを持参して空港に現れ、手に“マットレス”と書いていたことが話題になりました。この報道がきっかけで、同社は浅田さんとアンバサダー契約を締結。エアウィーヴは年間売上高が100億円を突破する急成長を遂げました。

そんな同社ですが、高岡氏が引き継いだ当時際の社名は「株式会社中部化学機械製作所」でした。その後2007年に株式会社ウィーヴァジャパンへ社名変更し、2012年に現在の社名、株式会社エアウィーヴへ再変更しています。

文/編集・dメニューマネー編集部

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