【賃料の1ヵ月分】アパート・マンション契約の「仲介手数料」は安くできるのか?

2024/01/23 05:00

新しいマンションやアパートの契約をするとき、不動産会社に支払う仲介手数料は、安くすることができるかもしれない。 仲介手数料を家賃1ヵ月分払うのは本来違う? 賃貸契約で不動産会社が受け取る仲介手数料は、家賃1ヵ月分が“上限”だが、実は物件を借りる場合、借主がまるまる1ヵ月分払わなければいけないわけではない。 法律(宅建業

新しいマンションやアパートの契約をするとき、不動産会社に支払う仲介手数料は、安くすることができるかもしれない。

仲介手数料を家賃1ヵ月分払うのは本来違う?

賃貸契約で不動産会社が受け取る仲介手数料は、家賃1ヵ月分が“上限”だが、実は物件を借りる場合、借主がまるまる1ヵ月分払わなければいけないわけではない。

法律(宅建業法)で決まっているのは、「賃料の1ヵ月分に相当する金額以内」であることと、「依頼者が承諾した場合を除いて、1ヵ月分の賃料の2分の1まで」ということだからだ。

この依頼者とは、借り主と貸し主(大家)のことなので、法律を素直に読めば、借り主と貸し主両方から半分ずつ受け取ればよいはずだ。

しかし実際には、不動産会社は貸し主に配慮して、借り主から仲介手数料の上限全額を回収している。法律にも、「依頼者の承諾があれば、1ヵ月分すべてを片側が負担して良い」ことになっているため、実際には借り主に1ヵ月分すべて負担させるケースが多いのだ。

ただ実際には、「法律では半分しか払う義務はない」と言ったところで、貸し主が「じゃあ半分負担します」ということにはならない。契約を断られるだけだ。

それでも仲介手数料を安くするにはどうすればいいのだろうか。

コツ1 仲介手数料が安い不動産会社を探す

仲介手数料は会社によってばらつきがあるので、まずは仲介手数料が安い会社を探すと良い。たとえば大手では、エイブル <8872> やミニミニは仲介手数料を家賃の半額とうたっていて、他社より仲介手数料を安くできるかもしれない。

また地元の不動産会社が直接管理している自社管理物件は、仲介手数料を安くしたり無料にしたり柔軟に対応してくたりすれる可能性がある。

同じ物件を契約するにしても、不動産会社によって費用は異なるのだ。

コツ2 申し込みの“前”に相談ベースで交渉する

仲介手数料は不動産会社の利益なので値引きは難しいが、とはいえ交渉の余地はあるり、審査などの申し込みの前の段階で、「予算が少しオーバーしているので、仲介手数料を安くできないか」「この金額ならすぐに契約ができる」といった形で相談すると、安くしてくれる可能性がある。

ポイントはあくまで相談という形で話すこと。法律を持ち出しても相手に悪印象を持たれるだけなので注意しよう。

こうした相談で安くしてもらえたケースは実際にあるが、必ずしも希望が通じるとは限らない。ただ貸し主が早く決めたいといった事情がある場合も考えられるので、相談だけでもしてみるといいかもしれない。

文/編集・dメニューマネー編集部

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