オタフクソースは、お好み焼きソースをはじめ、酢やタレを製造している企業です。同社の昔の社名、答えられますか？

かつて爆弾ソースと呼ばれたお好み焼きソース

オタフクソースの“お多福”は、創業者の佐々木清一氏の「多くの人に幸福を広めたい」という思いが込められているそうです。

そんなオタフクソースは、もともと1922年、広島県でしょうゆ類の卸、酒の小売業を行うため「佐々木商店」として創業されました。

1938年から醸造酢の製造をはじめ、発売されたのが「お多福酢」でした。明治維新後にイギリスからソースが伝わり、同社も1950年からウスターソースの製造・販売を開始。1952年には、お好み焼き用ソースが発売されました。

しかし、防腐剤や添加物を使わずに低温・低酸で製造されていたお好み焼きソースは、発酵により炭酸ガスが発生し、ビンが破裂することがあり、一時期は「爆弾ソース」などと呼ばれていました。その後独自の研究により、1982年頃から軽量な容器へ改良されています。

1952年に法人化され、お多福造酢株式会社を設立し、1975年に社名をオタフクソース株式会社へ変更しています。2009年には持ち株会社へ移行し、現在はオタフクホールディングス株式会社のグループ企業です。

文/編集・dメニューマネー編集部

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