災害時に役立つ「公衆電話」を探す方法 小銭がなくても110、119、緊急通報できる?

2024/01/24 20:00

公衆電話を使ったことのない小学生は、2017年12月時点で約85%にも上る(NTT東日本「公衆電話に関する調査」)といいますが、最近では、災害が起きたときなどスマホが使えない状況での救世主として、公衆電話が見直されています。いざというときにスムーズに使えるよう、公衆電話の使い方を改めて確かめておきましょう。 基本の使い

公衆電話を使ったことのない小学生は、2017年12月時点で約85%にも上る(NTT東日本「公衆電話に関する調査」)といいますが、最近では、災害が起きたときなどスマホが使えない状況での救世主として、公衆電話が見直されています。いざというときにスムーズに使えるよう、公衆電話の使い方を改めて確かめておきましょう。

基本の使い方と料金は?

公衆電話の基本的な使い方は、受話器を上げてから硬貨かカードを投入し、番号をダイヤルするというものです。

110、118、119の緊急通報は、受話器を上げたらそのままダイヤルします。硬貨もカードも不要です。

ただし、赤い緊急通報ボタンがある公衆電話の場合は、受話器を上げて「赤いボタンを押してから」110や118、119をダイヤルする必要がある点に注意しましょう。

料金については、全国一律で10円あたり56秒間通話できます。携帯電話への通話の場合は、10円で15.5秒間通話できます。

テレホンカードってどこで買える?

テレホンカードはセブンイレブン(セブン&アイHD <3382> )、ローソン <2651> 、ファミリーマート <8028> 、デイリーヤマザキ、ミニストップ <9946> 、スリーエフ <7544> 、駅の売店で買えます。

ただし、一部店舗では取り扱っていないので注意しましょう。非常用に、1枚財布に忍ばせておいてもよいかもしれません。

公衆電話には種類がある?

一般公衆電話には、常時誰でも使える場所、または容易に出入りできる施設内の、目につきやすい場所に設置してある常設の「第一種公衆電話」と、公衆電話の利用が多く見込まれる場所に、利用の実態に応じて設置される「第二種公衆電話」があります。

一般公衆電話は2020年3月時点で全国に約14.6万台設置されており、そのうち約10.9万台が第一種公衆電話で、残りの約3.7万台が第二種公衆電話です。

公衆電話の探し方は?

公衆電話はNTT東日本やNTT西日本のサイトの「公衆電話 設置場所検索」で、住所・ランドマークから検索できます。緊急時のために、自宅や職場近くの公衆電話を調べておくとよいでしょう。

公衆電話を使う人は激減しており、2002年度は約11.8億回あった通話回数が、2020年には約0.3億回まで減っているそうです。

そうはいっても、非常時には心強いライフラインの一つです。いざというときに慌てず使えるよう、普段から存在を意識してみてはいかがでしょうか。

文/編集・dメニューマネー編集部

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