転職活動中でもお金は借りられる?仕事を辞める前、辞めた後のローン対策とは

2024/01/26 07:00

転職活動中で収入がない間に、ローンを申し込んで審査は通るのだろうか。また仕事が決まった直後に借りる際の注意点はあるのだろうか──。これから転職活動を考えている人は、その期間のお金のことについても考えておこう。 転職活動中で収入ゼロでもお金は借りられる? すでに仕事を辞めていて収入ゼロの人が、新たにローンを組むのは難しい

転職活動中で収入がない間に、ローンを申し込んで審査は通るのだろうか。また仕事が決まった直後に借りる際の注意点はあるのだろうか──。これから転職活動を考えている人は、その期間のお金のことについても考えておこう。

転職活動中で収入ゼロでもお金は借りられる?

すでに仕事を辞めていて収入ゼロの人が、新たにローンを組むのは難しいだろう。安定した収入がないと返済が難しいと考えられてしまうからで、たとえ副収入があっても安定的なものでないと難しいとされている。

転職活動中でも、アルバイトやパートでもいいので安定した収入を得れば審査が通るローンもあるかもしれない。

求職中の人がお金を借りる選択肢になるのが、クレジットカードのキャッシングだ。持っているクレカのキャッシング枠を確かめてみよう。

なお注意点としては、キャッシング枠がないカード、契約もあることや、クレカの利用限度額とキャッシングの限度額は別なことなどがある。

このほかには、定期預金をしているなら、預金を担保にしてお金を貸す「貯金担保自動貸付け」というサービスがあるので、口座のある金融機関で確かめるといい。

たとえばゆうちょ銀行 <7182> なら預入金額の90%以内という条件で、1口座300万円まで貸してくれる。返済は自分の口座に入金するだけでよく、貸付期間内であれば返済回数、返済金額も自由。預金という担保があるので金利も低めで、年率0.5%ほどの金融機関 が多いようだ。

また、生命保険に入っているなら「契約者貸付」でお金を借りる方法がある。ただし掛け捨て型ではなく解約返戻金のある生命保険に限る 。

契約者貸付は、あくまで将来の返戻金を担保としたローンなので金利も低い。たとえばかんぽ生命 <7181> の一時払終身保険なら2.45%。 消費者金融で初めて借りる際の金利の相場は、100万円未満のお金を借りる際の上限である18.0%に近い割合になるため、これと比べると金利ははるかに低い。

ただし注意点として、返戻金を目的に保険を解約してしまうと、後で新たに加入するときに掛金が上がってしまうかもしれない。

内定した人や転職してすぐの人がお金を借りるには?

仕事が内定した人であっても新たにローンを組むのが難しいことに変わりはないが、銀行カードローンなら借りられるかもしれない。銀行カードローンは総量規制の対象外で年収の規制がなく、他の一部のローンよりは申し込みがしやすいと言われている。

ただし雇用形態が正社員、派遣社員、契約社員などならともかく、バイトやパートでは厳しいようだ。

正社員などとして転職して、安定した収入が見込めるようになれば、転職したばかりであってもカードローンの審査には通る可能性はある。申し込む際、年収は月給×12カ月で申告すればいい という。

また会社に在籍確認の電話がかかってくる場合もある ので、心づもりはしておこう。

これから転職する人がしておくべきこと

これから転職を考えているなら、辞める前に生活費や転職活動にかかる費用などを準備して、仕事がない期間にお金を借りなくて済むようにしておいたほうがいいだろう。できれば次の仕事が決まってから辞めたほうがいい。

仕事を辞めてから転職活動をした人が次の仕事を決めるまでにかかった費用は、在職中に転職活動をした人の2倍 というデータもある。転職活動にはそれなりの期間と費用がかかるのだ。

会社を辞めた後のお金に不安があるなら、辞める前にローンを申し込んでおく、クレカのキャッシング枠を確かめておくなど、あらかじめできることをしておいたほうがいいだろう。

いずれにせよ、会社を辞めてからローンを組むのは難しいので、転職活動はその期間のお金をどうするかも含めて計画的に進めよう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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