スーツケース「プロテカ」をはじめ、カジュアルバッグやゴルフアイテムなどを手がける、エース。

昭和の大ヒット商品といわれる“マジソン・バッグ”は1968年に発売され、当時高校生だった天皇陛下も文字の入っていない特注品を愛用されていたそうです。そんな同社の昔の社名、わかりますか？

バッグの一大革命と呼ばれたエース

エースは、1940年に新川柳作氏（1915-2008）により大阪府でカバン製造卸売業を行うため創業しました。当時の社名は「新川商店」です。

その後、1950年に法人化し、株式会社新川柳商店を設立。1963年に現在のエース株式会社へ社名を変更しています。

同社は1950～1960年代、東レ <3402> が開発したナイロンや合成皮革など、新しい素材を使用したバッグを開発。軽くて丈夫な点が人気となり、“バッグの一大革命”と呼ばれるほどでした。

1968年、東京・新宿の伊勢丹から“スポーツ売り場のオリジナル商品を作ってほしい”と依頼を受けて発売したのが“マジソン・スクエア・ガーデン・バッグ”（通称マジソン・バッグ）。学生の間で人気を集め、類似品を含めて約2,000万個を売り上げたそうです。

文/編集・dメニューマネー編集部

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