NBAのレジェンド、マイケル・ジョーダンが履いたバスケットボールシューズ「エア ジョーダン」は、2023年に制作秘話が映画『AIR エア』になるなど、ジョーダンは今でもNIKE(ナイキ)のアイコンだ。このためバスケのイメージが強いが、最近ではゴルフウェアのブランド人気ランキングでも1位になるなど、さまざまなスポーツのアイテムを取り揃えている。
最近では、少女時代にバスケをしていたことが知られる女優・広瀬すずさんがジョーダン・ブランドファミリーに参加。ナイキアプリなどで同社のアイテムを着こなした写真などが公開されたという。
1964年、オレゴン大学陸上部のコーチ、ビル・バウワーマン氏と陸上部選手のフィル・ナイト氏が立ち上げた会社・ブルーリボンスポーツがその前身であるナイキだが、この社名は何が由来なのだろうか?
実は日本と縁の深い会社
ナイキは社名が変わる以前は、シューズの製造ではなく、輸入代理店だった。取り扱っていたのは、日本のオニツカタイガー。今はアシックスのブランドだが、当時は鬼塚喜八郎(1918-2007)氏が創業した鬼塚商会の商品だった。
1971年、オニツカとの提携をやめ、代理店からシューズメーカーを目指した同社は同じ年にシューズ販売を始めている。
そのナイキの社名の由来は、社員が夢で見たというギリシア神話の勝利の女神・ニケ(Nike、ニーケー)。「ナイキ」はニケの英語読みだ。
初めてのシューズには、今でも同社の象徴といえるロゴ(スウッシュ)がついていたが、これもニケが両手を広げているように見えることから、シューズブランドをナイキとし、その後、社名もこれにあわせたとされている。
このロゴは、大学でデザインを専攻していた女性が17.5時間でデザインしたもの。創案者に支払われたギャラはたったの35ドルだったという。
昨年の興行収入ナンバーワン映画が『THE FIRST DLAM DUNK』だったことや、ワールドカップで日本の男子代表がパリ五輪行きを決めたことなどから、バスケ人気が再燃しており、ナイキへの注目があらためて高まるかもしれません。
文/編集・dメニューマネー編集部
画像・田之尻美希
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