「EDWIN」をはじめ、「SOMETHING」などのジーンズブランドを展開している、エドウイン。かつてハリウッド俳優のブラッド・ピッドがギター片手に歌うCMを覚えている人もいることでしょう。同社の昔の社名、わかりますか？

東京・日暮里で創業

エドウイン（EDWIN）は、デニム（DENIM）のアナグラムが由来です。アナグラムとは、単語の文字の順番を入れ替え、まったく別の単語をつくることをいいます。

同社は、戦後間もない1947年に東京都の日暮里で創業し、アメリカから輸入した中古ジーンズを補修し、東京・上野のアメ横の販売店へ卸していました。当時のジーンズは固く、日本人の体形に合っていなかったことから、自社ブランドの製造を開始し、1961年に「EDWIN」のブランド名でジーンズを発売しました。エドウインの代名詞ともいえる“503”シリーズは1997年に発売されています。

そんなエドウインは、創業時「常見米八商店」でした。その後、現在の社名である株式会社エドウインへ変更しています（時期は不明）。

同社は2012年、証券投資の失敗で500億円規模の巨額の損失が発覚し、2013年に私的整理の一つ、事業再生ADRを申請。2014年には、伊藤忠商事 <8001> の子会社になり、ジーンズブランドはそのまま維持されることになりました。

文/編集・dメニューマネー編集部

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