エアコンの室外機がうるさい時の対処法には、自分でできるものもあれば、修理や買い替えなどお金がかかるケースもあり、なかにはかえって高くことがある。
こんな原因なら自分で対処できる
エアコンの室外機音がうるさいと感じた時は、まず室外機が設置されている環境を確かめよう。
前や回りに物が置かれていると、振動音やファンの回転音が反響して音が大きくなるので、物を取り除いてみるといい。また、室外機をブロックなどの土台に乗せているなら、土台にしっかり固定されているかを確かめ、安定しなければ、設置し直すか、土台の交換を考えよう。
室外機の状況以外に検討したいのは、設定温度の見直しだ。なぜなら、室内と外の気温差が大きいとエアコンにかかる負担が増し、室外機の動作音が大きくなる原因となるからだ。この場合は、エアコンの設定温度を外気温に近づければ静かになるかもしれない。
経年劣化や故障が原ならどうする?
エアコンを長く使っていてうるさくなった場合は、劣化や故障が原因かもしれないので、専門業者に見てもらうのがいいだろう。
異音の原因が故障である場合、ファンモーターや圧縮機の不具合が考えられ、修理費用の目安は1万2000円~7万5000円ほどだ。
エアコン本体(室内機)が問題なく動いているなら、室外機だけを買い替える方法もある。ただ、基本はセット売りなので、室外機だけだと8万円から10万円ほどと、割高と言えそうだ。
さらに、室外機だけの買い換えでも、取り付け費用が3万円ほどはかかるといわれるため、かえって高くついてしまう恐れがある。
10年以上使っているなら丸ごと買い替えがベストかも
使っている期間が10年以上なら、室外機の異音はエアコン全体が寿命を迎えている合図かもしれない。エアコンの寿命は10年といわれているからで、エアコンの修理部品保有期間も9年から10年とされている。
使用年数が気になる場合は、エアコン本体に貼ってある製品寿命シールを確かめしてみるといいだろう。
エアコンの価格は部屋の大きさなどで変わってくるが、たとえば8畳~12畳用であればシャープ <6753> のプラズマクラスターエアコンAYR28Dなら10万5000円(税込み)ほどだ。これに標準取り付け工事費用1万4300円がプラスされるので締めて12万ほどの出費となる。
また最近のエアコンは性能が高く、メーカー推奨のサイズより少し小さめでも(部屋のつくりなどによるものの)、十分に機能すると考えられる。
買い換えるとなると出費は痛いかもしれないが、新しいエアコンへの買い替えは電気代を節約できるメリットがある。
2012年と2022年に発売されたエアコンを比べたとき、年間電気代が約4120円下がると算出されている(家電製品協会調べ)。古いエアコンを無理して使うよりは、思い切って丸ごと買い替えたほうがいいかもしれない。
いずれにしても室外機の音が気になったら、早めに対処するに越したことはないだろう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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