ファミリーマート <8028> の一部の店舗で、プラスチック製のスプーンやフォークが有料になりました。この他にも、これまで無料だったものが有料になる流れが見られます。

1　続々有料化の流れ？コンビニなどのカトラリー

ファミリーマートは1月29日から全国の直営店舗約100店で、プラスチック製のスプーンとフォークは6円、フラッペ用以外のストローやデザート用スプーンは4円と有料にしました。

プラスチック製使い捨てスプーンやストローを有料にしているのは「ドン・キホーテ」（パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス <7532> ）も同様で、昨年11月1日より各3円で販売しています。

こうした動きの背景にあるのは、2022年4月1日に施行された「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」（プラスチック新法）です。

プラスチックの使用量を減らすため、いずれ他のコンビニでもカトラリーが有料になるかもしれません。

2　意外に痛い！ガス会社の検針票・払込票

東京ガス <9531> は、ガス・低圧電気における紙の検針票（ご使用量のお知らせ）の無料投函を今年の10月末で終え、11月からは希望者のみ月165円（税込み）で郵送すると発表しています。

また、毎月の料金をクレジットカードや口座振替払いではなく払込票で払っている場合、こちらも払込票が有料になるので注意が必要です。11月からは自動で郵送に切り替わり、毎月220円（税込み）かかります。

3　日本独自の文化？書店のブックカバー

書店で本やコミックを買った時のカバーも有料になりつつあります。リブロやあゆみブックス、パルコブックセンターなどを展開するリブロプラス（現NICリテールズ）は、昨年9月15日から順次紙ブックカバーを有料化。通常のブックカバーは1枚5円、エコ素材のものは50円です。

なお、書店で本を買った時に無料でブックカバーをかけてくれるのは世界的に見ると珍しいようで、日本ならではの文化といえそうです。

将来は有料化？サービスエリアの駐車場

このほかにも、高速道路のサービスエリアの施設を使うのに、お金がかかる日がくるかもしれません。

昨年の11月下旬より、一部のサービスエリアで利用時間を最大1時間に制限する「短時間限定駐車マス」の実証実験が行われており、大型車が一定時間以上のサービスエリア利用する場合、有料化することも検討されているからです。今や駐車場だけ、大型車だけですが、広がる可能性はありそうです。

また、百貨店でもらえる紙袋などの有料化も進んでいます。これまで無料だったものの有料化の動きは、大きくなりそうです。

文/編集・dメニューマネー編集部

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