ポイ活・ポイント投資

「VポイントとTポイントの統合」で変わること・変わらないこと ポイント二重取りはできる?

2024/02/06 18:00

かつては共通ポイントで最も勢いのあったTポイントと、後発ながら還元率アップの施策で急成長しているVポイントが4月22日に統合され、「青と黄色のVポイント」(新Vポイント)となり、より魅力的なポイントに生まれ変わります。Tポイントを貯めている人にとっては、どのようなメリットがあるのでしょうか(2024年2月6日時点の情報

かつては共通ポイントで最も勢いのあったTポイントと、後発ながら還元率アップの施策で急成長しているVポイントが4月22日に統合され、「青と黄色のVポイント」(新Vポイント)となり、より魅力的なポイントに生まれ変わります。Tポイントを貯めている人にとっては、どのようなメリットがあるのでしょうか(2024年2月6日時点の情報です)。

1  貯まるお店・使えるお店が増える──2重取りもできる

Tポイントの提携店舗は全国約15万ありますが、Vポイントに統合後も、Tポイントカードなどを見せることで“新Vポイント”を貯められます。またVポイントは世界中のVISAカード加盟店で三井住友カードで支払うことで貯まるポイントなので、提携店舗でポイントカードを見せ、三井住友カードで支払えば、“新Vポイント”が二重取りできます。

たとえば、ガスト(すかいらーく <3197>)やファミリーマートでは、ポイントカードを見せた上で三井住友カードで支払えば、新Vポイントを2重取りできますし、ポイントがもらえる場所だけでなく、使える場所も増えることになります。

2 Tポイントカードやアプリは今までどおり使える

これまでTポイントを貯めるために使っていたTポイントカードやモバイルTカード、各ポイントの管理に使っていたアプリは、これからも同じように使えます。特別な手続きは不要です。

どちらのポイントも貯めている人は、サービス開始後に手続きすることで、2つのポイントを1つの新Vポイントにまとめられます。

3 有効期限が変わる──有効期限を伸ばせる

新Vポイントの有効期限は、現行のTポイントの仕組みに合わせ、最後に使った日から1年になります。最後に使った日とは、貯めたり、交換したり、支払いなどに使ったりした日のことです。

現行のVポイントの有効期限は原則として、ポイント獲得月から2年だったので、短くなったように見えますが、変動があれば、有効期限はそこから1年になるので、使いやすくなるでしょう。

公共料金や携帯料金などをVポイントが貯まるカードで支払い、毎月Vポイントが貯まる仕組みを作れば、自動的に有効期限を伸ばし続けられます。

4  dポイントや楽天ポイントへの交換ができなくなる

4月のポイント統合の前に、Vポイントから一部のポイントへの移行サービスが終わります。具体的には、3月31日までで、dポイントや楽天ポイント、Pontaポイントなどへの交換ができなくなります。

dポイントやPontaポイントはローソン <2651> のお試し引換券に使うと、1ポイント約2円で使えるため、Vポイントのまま使うよりお得です。4月1日以降は、この方法が使えなくなります。

文/編集・dメニューマネー編集部