ドリップコーヒーやラテ、フラペチーノなど定番商品が2月15日から値上げされるスターバックス。

「ドリップコーヒー」（トール）は税別355円から382円に、「スターバックスラテ」（同）は税別446円から450円になるなど、値上げされるのは、シーズン商品を除く定番の飲料のうち約85％だ。

このほかにも、2杯目を特別価格で提供する「One More Coffee」（ワンモアコーヒー）や、フード4商品も値上げされるという。

いまや全国47都道府県にあるスターバックス、社名の由来が何か分かるだろうか？

スターバックス1号店はシアトル

1971年、アメリカワシントン州・シアトルに1号店ができたスターバックス。米国の作家ハーマン・メルヴィル（1819-91）による海洋冒険小説『白鯨』の登場人物から名前をとられている。同作品に登場する捕鯨船ピークォド号の一等航海士・スターバック（Starbuck）がその由来だ。

スターバックスといえば、女性の顔がアップになったロゴで有名だが、これはギリシャ神話に登場する2つの尾を持つ人魚「サイレン」をデザイン化したもの。創業メンバーがノルウェーの木版画に描かれたサイレンを見つけて採用したといい、創業当時から使われ続けている。

スターバックスコーヒージャパンによると、サイレンは、コーヒーの魅力や航海を想わせることから、「スターバックス、そしてスターバックスのコーヒーを具象化している存在」であり、サイレンがきれいな歌声で船乗りを魅了したといわれていることから、「スターバックスも多くの人々を魅了したい、そんな想いも込められて」いるそうだ。

毎回フラペチーノの新作が話題になる中、1月末からはバレンタインを意識した「ルージュ オペラ フラペチーノ」（トール 790円、2月6日現在、モバイルオーダー価格）などが売られている。ただ既に販売を終えた店舗もあるほか、トッピングされている金粉パウダーが足りないことから販売されていないところもあるという。

文/編集・dメニューマネー編集部
画像・田之尻美希