災害時にペットはどうすればいい?事前にできること・飼い主以外ができること

2024/02/10 11:00

2024年正月の能登半島地震など、災害が起きたときに自分や家族の安否・安全の確保とともに大切なのが、ペットのことです。能登半島地震の避難所でも、ペット用のケージを置くスペースが用意されているところがあるようですが、すべてではありません。ペットを飼っている人が被災時に困ることはどんなことなのでしょうか。またペットを飼って

2024年正月の能登半島地震など、災害が起きたときに自分や家族の安否・安全の確保とともに大切なのが、ペットのことです。能登半島地震の避難所でも、ペット用のケージを置くスペースが用意されているところがあるようですが、すべてではありません。ペットを飼っている人が被災時に困ることはどんなことなのでしょうか。またペットを飼っていない人が意識できることはあるのでしょうか。

災害時に備えて飼い主がやっておくべきこと

ペットは普段とはちがう緊急事態ではペットがパニックになり、迷子になってしまうおそれがあります。このためマイクロチップを装着しておきましょう。これは既に努力義務化されています。

また、飼い主は自分や家族用の食料だけでなく、キャリーバッグやケージなどで安全にペットを運び、収容できる道具も用意しておきましょう。日ごろ旅行などにペットを連れ出している人はともかく、そういう機会がない人の中には、適当なサイズのバッグやケージがないという家庭もあるからです。

さらに、ペットを受け入れてもらえる避難所も確かめておくべきです。また、どうしてもペットを連れて行けない状況も想定し、親族や行政など、一時的な受け入れ先も見つけておくとよいでしょう。

今回の能登半島地震では、石川県内の動物病院などでは犬や猫、鳥など131匹が預けられているといいます(環境省、1月21日時点)。

ペットの同行避難については国が指針を出している

ペットの避難に関しては国が2013年に指針を発表しています。それによると、飼い主にはマイクロチップの装着が求められているほか、自治体にはペットの受け入れができる避難所の公表と周知などが求められています。

また、動物へのアレルギーがある人もいるため、避難所でほかの避難者との動線を分けることも指針の内容に盛り込まれています。

この指針ができる以前、2011年の東日本大震災では、東京電力福島第1原子力発電所事故に伴う避難指示で自宅に残され、多くのペットが野生化してしまいました。このとき、一緒に避難しても避難所で受け入れが認められないケースもあったそうです。

ただ指針ができたおかげで、2016年の熊本地震ではペットと同行して避難する人が増えたといいます。

ペットを飼っていない人も……

ペットを飼っていない人でも、災害時にできることがあります。迷子になっているペットを見かけた場合は地域の保健所や動物愛護センター、夜間なら警察に連絡を取り、情報提供をしておくとよいでしょう。

今はペットを飼っていなくても、今後飼う予定があるという人、家庭もあるでしょう。「うちにはペットはいないから無関係」と考えずに、ペットを大切な家族の一員と考えている人が少なくないということを知っておくだけでも、ペットや飼い主にとっては救いになるかもしれません。

文/編集・dメニューマネー編集部
画像・Seventyfour / stock.adobe.com(画像はイメージです)