フランスベッドは、介護ベッドをはじめとする介護用品の販売・レンタルのほか、家具や寝具を手がけています。持ち株会社化し、現在はフランスベッドホールディングス <7840> のグループ会社です。同社の昔の社名は、一体何だったのでしょう？

フランスベッドは社内公募で決定

フランスベッドの創業は、1949年。東京都三鷹市で、池田実氏が小さな町工場をはじめたことが原点です。創業当初は、家具や自動車製品のシートを製造していました。

1955年に発売したのが、昼は2組のソファ、夜はつなげてベッドになる、折り畳み式の分割ベッドでした。社内公募で商品名は“フランスベッド”に決まり、現在の社名の由来にもなっています。

福祉用具のレンタル事業をスタートしたのは、1983年からです。きっかけは顧客の“不要になった療養ベッドを引き取ってほしい”という相談でした。現在、メディカル事業は、同社の売り上げの64.9%（2022年度決算書より）を占めています。

そんな同社は、創業時「双葉製作所」という社名でした。1952年には、株式会社双葉製作所に改組し、1961年に現在と同じ、フランスベッド株式会社へ変更しています。2004年、持ち株会社化し、フランスベッドホールディングス株式会社を設立、傘下に入りました。

文/編集・dメニューマネー編集部