清酒や地ビールの製造・販売で知られる、黄桜。「かっぱっぱ～」のフレーズの歌でおなじみ、カッパのキャラクターのCMを覚えている人もいることでしょう。現在は、京料理屋や地ビールレストランの運営なども行う同社の昔の社名、答えられますか？

1925年京都府で創業

社名は、サトザクラの一種である「黄桜」が由来です。黄桜は“ウコンザクラ”とも呼ばれ、淡黄緑色の花を咲かせます。創業者の松本治六郎氏が黄桜を好んでいたことから、社名に採用されました。

創業は1925年で、松本氏が家業の清酒製造業から独立し、京都府伏見区で「松本治六郎商店」を設立したことがはじまりです。1951年には法人化し、株式会社松本治六郎商店となり、1964年に黄桜酒造株式会社へ変更しました。1966年日本酒“金印黄桜”を発売し、1995年からは地ビールへ参入しています。

カッパは、1955年から同社のキャラクターに起用され、初代カッパは長崎県出身の漫画家・清水崑（しみずこん）氏により生み出され、1957年からテレビCMがはじまりました。1974年には、漫画家・小島功（こじまこお）氏へバトンタッチし、2代目カッパのキャラクターを手がけました。

文/編集・dメニューマネー編集部