(画像=田之尻 美希、dメニューマネー編集部)

昨年まで一般NISAとつみたてNISAでは、非課税保有限度額はそれぞれ600万円と800万円でしたが、2024年1月に新しくなった新NISAでは、1800万円（このうち成長投資枠が1200万円）に拡大されました。

ざっくりと「1800万円まで非課税で投資できる」と理解している人も少なくないでしょうが、それではもし投資して運用益が増えていき、1800万円を超えたら課税されるのでしょうか？

毎月5万円ずつ30年投資すると元本だけで1800万円！

NISA以外の口座での株式投資では通常、利益に税金が20.315％の割合でかかりますが、NISAのメリットとして、利益には税金がかからないことがあります。

新NISAだと1800万円まで非課税になりますが、もし運用益が増えていき、1800万円の枠を超えたら課税されるのかというと、答えは「NO」です。

なぜなら、この1800万円の枠は、取得（購入）の金額だからです。

たとえば、つみたて投資枠で毎月5万円ずつ30年間積み立てると、投資した元本だけで1800万円になります。年3％の複利で運用したとすると、資産総額は2910万円になりますが、増えた1110万円には課税されません。

文/編集・dメニューマネー編集部
画像・田之尻 美希