チキンホットスナックの代名詞的存在であるからあげクンや、MACHI caféのスイーツなどが人気のコンビニ・ローソン <2651> 。KDDI. <9433> が株式公開買い付け（TOB）を行うことが発表され、親会社の三菱商事 <8058> とKDDIが共同経営するという。これにともなって上場廃止されるローソンだが、社名の由来が何か分かるだろうか？

コンビニ業界第3位のローソン、青い看板には何が描かれている？

コンビニ業界はセブン-イレブン（セブン&アイ・ホールディングス <3382> ）が圧倒的に強く、売り上げも店舗数も首位で、ローソンは業界3位。店舗数では、最も多いセブンが2万1275店で、2位はファミリーマートの1万6456店。ローソンは1万4625店だ（2023年10月現在）。

ローソンはセブンと同様、事業の起こりはアメリカ。米国オハイオ州で牛乳販売業を営んでいたJ.J.ローソン氏がローソンミルク社を設立したのが始まりだ。その後、日用品販売に手を広げ、食品大手コンソリデーテッド・フーズ社の傘下となり、コンビニの運営システムを構築したという。

ローソンの青い看板に白く描かれているのはミルク缶で、その由来は会社設立の歴史に関係があるのだ。なお現在、アメリカにローソンという名前の店（ローソンミルク社に由来する店）はないという。

日本で初めてローソンができたのは1975年6月14日オープンの桜塚店（大阪府豊中市南桜塚）。その前年に、当時の親会社であるダイエーがコンソリデーテッド・フーズ社とコンサルティング契約を締結していた。

文/編集・dメニューマネー編集部
画像・田之尻美希