タイガー魔法瓶は、炊飯器やホットプレート、コーヒーメーカーなどを手がける企業です。2022年には、炭酸飲料にも使える真空断熱ボトルを発売し、話題になりました。そんな同社の昔の社名は、分かりますか? 関東大震災でも無傷だった魔法瓶 同社は1923年、菊池武範(1895-1975)氏が魔法瓶の製造・販売のために起業。同年、
タイガー魔法瓶は、炊飯器やホットプレート、コーヒーメーカーなどを手がける企業です。2022年には、炭酸飲料にも使える真空断熱ボトルを発売し、話題になりました。そんな同社の昔の社名は、分かりますか?
関東大震災でも無傷だった魔法瓶
同社は1923年、菊池武範(1895-1975)氏が魔法瓶の製造・販売のために起業。同年、関東大震災が起こり、甚大な被害が出るなか、同社の商品が1本も壊れずに無傷で残っていたことが評判となり、注文が殺到しました。3年後には、東京の市場シェアが約85%にのぼっています。
1972年には、電子ジャー「炊きたて」を発売。ご飯がこびりつきにくいフッ素加工と花柄のデザインが評判になり、発売1年後には100万台を超えました。
1970~80年代の家電のボディーには、花柄やボーダー柄が描かれており、食卓が華やぐと人気でした。近年の昭和レトロブームで再び注目を集め、2023年には復刻デザインの商品が発売されています。
そんな同社のもともとの社名は「虎印魔法瓶製造卸菊池製作所」です。1953年、社名をタイガー魔法瓶工業株式会社に変更し、1983年の創立60周年を機に、タイガー魔法瓶株式会社へ再変更しています。
文/編集・dメニューマネー編集部