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新NISAの「つみたて投資枠」は月10万円まで……今からだと120万円使い切れない?

2024/02/19 20:00

新NISAのつみたて投資枠は、月の上限は10万円、1年で120万円のため、「今から始めるともう手遅れだ……」と思うかもしれないが、今から枠をすべて使い切る方法が実はある。 3月から始めたら100万円しか枠は使えないが…… 新NISAのつみたて投資枠は 名前の通り、長期で資産形成をするための枠のため、1ヵ月で10万円、1

NISAのつみたて投資枠は、月の上限は10万円、1年で120万円のため、「今から始めるともう手遅れだ……」と思うかもしれないが、今から枠をすべて使い切る方法が実はある。

3月から始めたら100万円しか枠は使えないが……

NISAのつみたて投資枠は 名前の通り、長期で資産形成をするための枠のため、1ヵ月で10万円、1年で120万円と決まっているので、たとえば3月から毎月10万円積み立て投資しても、今年の枠は100万円しか使えないことになってしまう。

しかし、今からでも120万円、今年の枠をすべて使い切る方法がある。それは「ボーナス月設定」を使うことだ。

これは毎月の積み立てに加え、ボーナス月など任意の月だけ積立額を上乗せすることができる仕組みだ。

たとえば3月から毎月10万円を積み立てると1年間で投資できるのは100万円で、20万円の枠が余ってしまう。

しかし、ボーナス月、たとえば7月と12月でそれぞれ10万円を毎月の積み立てに上乗せすれば、今年のつみたて投資枠を使い切ることができるのだ。

主要なネット証券会社(SBIホールディングス <8473> 、楽天証券ホールディングス <4755> 、マネックスグループ<8698> )ではボーナス月設定ができるが、この取扱いがない金融機関もある。

また、基本的にボーナス月設定ができるのは、「月ごとの、現金引き落としによる積立」のみで、クレジットカード積立や毎日積立には対応しない。

新NISAもう一つの「枠」も活用を

今からでもつみたて投資枠を使い切る方法があるとはいえ、ボーナス月設定をするということは、結局は多額のお金を一気につぎ込むことになるので、つみたて投資枠の「時間分散 」という恩恵が小さくなってしまう。多額をバランスよく投資したいなら、新NISAに用意されたもう一つの投資枠である「成長投資枠」(240万円)も活用したい。

この成長投資枠は、投信しか買えない「つみたて投資枠」と違って、株式も買えるほか、積立投資にも対応。さらには、「つみたて投資枠」では買えない投資信託を買える。

成長投資枠の活用も含め、ポートフォリオのバランスを考えばら投資しよう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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