かっぱえびせん、ポテトチップス、じゃがりこ、ジャガビーなど人気菓子で知られるカルビー <2229> 。6月1日から68商品を値上げするといい、店頭想定価格で3～10％ほど高くなる見込みだというが、カルビーの社名の由来が何か分かるだろうか？実は、ある言葉を略したものらしいが……。

かっぱえびせんは販売60周年

カルビーの看板商品・かっぱえびせんは、天然えびをまるごと使用したカルシウム入りのお菓子で、1964年に発売されており、今年・2024年に販売60周年を迎えている。

カルビーの前身・松尾糧食工業所は1949年に法人化し、松尾糧食工業として設立、1955年にはカルビー製菓へと社名を変更している。現在のカルビーになったのは1973年だ。

社名は、カルシウムの「カル」とビタミンB1の「ビー」を組み合わせた略称であり、造語だ。カルシウムはミネラルの中でも代表的な栄養素であること、ビタミンB1はビタミンB群でも重要な役割を担っていることから、健康促進につながる商品づくりを目指して付けられたという。

このところ食品の値上げが相次いで行われているが、カルビーも2023年に続き、2024年6月1日納品分からの値上げを発表。かっぱえびせん（77グラム）やじゃがりこサラダ（57グラム）などが3%から10%ほど値上げされ、かっぱえびせんの店頭想定価格が160円前後から170円前後になる見込みだという（税込、実際の価格はオープン価格）。

文/編集・dメニューマネー編集部
画像・田之尻美希