カードローンは「利息が高い」というイメージがあり、使うのをためらっている人は多いようですが、賢く使えば、かえって“お得”といえる場面もあります。
週末にお金が足りなくなり、週明けにすぐ返す場合
土日や祝日に現金が必要になったときは、銀行口座からお金を引き出すより、カードローンがお得なことがあります。
週末に口座からお金を引き出すには、手数料が110~330円ほどかかりますが、カードローンなら、自社ATMなら引き出しに手数料がかからないことがほとんどです。
「利息が心配」と思われるという声もあるかもしれませんが、カードローンの利息は日割り計算です。たとえば金利13%のカードローンで、1万円を土日だけ借りたときの利息は7円となり、銀行口座よりも手数料を抑えられます。
ただし、借りたままだと利息が高くなってしまうため、週明けにすぐ返済するのを忘れてはいけません。
引き落とし日に口座にお金を入れ忘れていた場合
引き落とし日に口座にお金を入れ忘れていてすぐに銀行に行けないときは、カードローンの振込融資が役立ちます。「振込融資」を使えば指定した口座にお金が振り込まれるため、引き落としに間に合わせられるかもしれません。
このため、振込融資できるカードローンを契約しておくと、いざというときに役立ちます。
こちらもすぐに返さないと利息が高くなります。
今手元にお金はないが1ヵ月以内に完済できる場合
「今、手元にお金がないけど1ヵ月以内に返せる」という場合は、消費者金融カードローンがお得になるかもしれません。
なぜなら消費者金融カードローンには一定期間無利息になるサービスがあるからです。無利息期間はカードローンによって異なりますが、30日間ほどが多いようです。
たとえば、金利13%のカードローンで10万円を30日間借りたときの金利は1,068円ですが、無金利期間内なら利息はゼロ。借りた10万円のみの返済で済みます。
返済までに1ヵ月以上かかるなら利息が低い銀行系カードローンが返済額を抑えられるでしょうが、無利息の期間内に返せる見込みがあるなら消費者金融系がよいかもしれません。
カードローンは、少額、短期間だけなら、賢く使えます。困ったときには利用を検討してもいいかもしれません。
文・佐々木佐奈(ライター)
編集・dメニューマネー編集部