世界初の電気式蚊取りを開発!「フマキラー」の昔の社名は?

2024/02/26 16:00

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殺虫剤や園芸用品などを手がける、フマキラー <4998> 。殺虫剤のイメージの強い同社ですが、これからの花粉の時期に重宝する、顔に吹きかけると花粉をガードするスプレーも手がけています。フマキラーの昔の社名、知っていますか? 1874年薬種商のため創業 フマキラーの社名は、FLY(ハエ)、MOSQUITO(蚊

殺虫剤や園芸用品などを手がける、フマキラー <4998> 。殺虫剤のイメージの強い同社ですが、これからの花粉の時期に重宝する、顔に吹きかけると花粉をガードするスプレーも手がけています。フマキラーの昔の社名、知っていますか?

1874年薬種商のため創業

フマキラーの社名は、FLY(ハエ)、MOSQUITO(蚊)、KILLER(殺し屋)の3つの英単語が由来です。

同社は1874年、大下大蔵氏が薬種商(指定医薬品以外の医薬品、健康食品、漢方薬の販売)のため創業。1890年に屋号を「大下回春堂」と名付けています。

大正時代、衛生環境が整ってなかった日本に殺虫剤が必要と判断した大下氏は1920年、天然の殺虫成分が含まれる除虫菊から、殺虫剤「強力フマキラー液」を開発・販売しました。当時の商品は、殺虫剤の入った瓶にストロー状の霧吹き器が取り付けられ、息を吹き込むと散布される仕組みだったそうです。

1963年には、電気式蚊取り「ベープ」を発売。当時の大卒初任給が2万円程度の時代に、ベープは350円と高額でしたが、火事の心配もなく利便性も高いことから爆発的にヒットしました。社名は、1962年にフマキラー株式会社へ変更されています。

文/編集・dメニューマネー編集部