保険

入学前の子供に保険はかけるべき?意識したい3つの保障・補償

2024/03/07 20:00

春は子供用の総合保険の案内・ダイレクトメールなどが届くことがありますが、必要なのでしょうか?案内されるがまま、年間にして約5,000円~2万円をかけて加入する家庭もありますが、必要ないかもしれません。子供向けの保険を考えるとき、次の3つの保障・補償が必要か、検討してみましょう。 検討したい保障・補償1 医療保障や傷害保

春は子供用の総合保険の案内・ダイレクトメールなどが届くことがありますが、必要なのでしょうか?案内されるがまま、年間にして約5,000円~2万円をかけて加入する家庭もありますが、必要ないかもしれません。子供向けの保険を考えるとき、次の3つの保障・補償が必要か、検討してみましょう。

検討したい保障・補償1 医療保障や傷害保障

子供用の総合保険には医療保障や傷害保障がついていますが、既に入っている保険を見て、必要かどうか判断するとよいでしょう。

たとえば、子供のための医療保険に入っている、学資保険に医療特約をつけている、などで病気やケガへの備えができていれば、子供用の総合保険で補償を足さなくてもいいかもしれません。子供の医療保険は、月々1000円ほどで入れるものもあります。

また、子供の医療費助成制度が手厚い自治体に住んでいれば、病気やケガにかかる医療費負担が軽く済み、保険をかける必要がないかもしれません。

ただし、制度の対象年齢は自治体によります。

検討したい保障・補償2 子供のためだけの賠償補償

子供用の総合保険には賠償補償がついていますが、これについても1と同様、既に入ってている保険で十分な場合もあります。

たとえば、クレジットカード付帯のサービスや自動車保険、火災保険などに個人賠償責任に関わる補償や特約がついていれば、家族全員分のもしもの際に補償を受けられ、子供のためだけにわざわざ保険をかける必要がなくなります。

個人賠償責任保険は、一カ所からしか支払われないため、重ねて入ると保険料の無駄となるため気をつけましょう。

検討したい保障・補償3 保護者死亡などの際の教育資金(育英費用)

子供用の総合保険には、保護者になにかあったときに教育資金を保障する育英費用がついていますが、こちらも既に加入している保険によっては必要ない場合があります。

たとえば、育英年金を受け取れる学資保険に入っていたり、親が加入する死亡保険などでもしもに備えたりしていれば、あえて子供用の総合保険で育英費用についての補償を加える必要がないかもしれません。

子供用の総合保険は、家庭の保険加入の状況によっては、余計な出費となる場合もあります。重複がないか確かめましょう。

文・佐々木美紀(ライター)
編集・dメニューマネー編集部