「カネボウ化粧品」の昔の社名、知ってる?

2024/03/10 11:00

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化粧品の製造・販売を行う、カネボウ化粧品。2006年からは、花王 <4452> の子会社になりました。そんな同社の昔の社名は、一体何だったのでしょう? 1887年東京で創業 同社の前身・カネボウ株式会社は、化粧品のほか日用品、食品、薬品と幅広く事業を展開していましたが、2004年に経営破綻。事業を多角化して

化粧品の製造・販売を行う、カネボウ化粧品。2006年からは、花王 <4452> の子会社になりました。そんな同社の昔の社名は、一体何だったのでしょう?

1887年東京で創業

同社の前身・カネボウ株式会社は、化粧品のほか日用品、食品、薬品と幅広く事業を展開していましたが、2004年に経営破綻。事業を多角化して成長した同社は、一時期“ペンタゴン経営”と呼ばれていました。

そんなカネボウは、もともと1887年、東京の綿商社5社のより出資により創業した「東京綿商社」でした。その後紡績業へ参入し、1887年から紡績工場の操業を開始。社名は、1893年に鐘淵(かねがふち)紡績株式会社へ変更しました。

同社が化粧品を手がけ始めたのは1936年からで、1949年には鐘淵化学工業株式会社を設立し、化粧品事業を移管しています(その後、1961年には化粧品事業を鐘淵化学から復帰)。

その後、鐘紡への社名変更を経て、2001年にカネボウ株式会社へ変更。経営破綻した2004年、化粧品部門が分離・独立して株式会社カネボウ化粧品が設立されました。

2006年、花王の傘下へ入ってからも、KANEBOをはじめ、日焼け止めブランドALLIE(アリー)、コスメブランドのKATE(ケイト)やCOFFRETD’OR(コフレドール)などは、そのまま継続しています。

文/編集・dメニューマネー編集部