「バックオフィス」を導入して、業務効率化を図る企業が増えています。人件費の削減やリソースを別の場所に割けるなどさまざまなメリットが挙げられますが、そもそも「バックオフィス」がどんな意味か正確に説明できますか? 会社運営に欠かせない「縁の下の力持ち」 「バックオフィス」とは、顧客対応を主とする営業部門やマーケティング部門
「バックオフィス」を導入して、業務効率化を図る企業が増えています。人件費の削減やリソースを別の場所に割けるなどさまざまなメリットが挙げられますが、そもそも「バックオフィス」がどんな意味か正確に説明できますか?
会社運営に欠かせない「縁の下の力持ち」
「バックオフィス」とは、顧客対応を主とする営業部門やマーケティング部門などを後方支援する、経理や庶務、総務などの部署や業務を指します。
売り上げに直結する業務ではありませんが、会社を運営する上で欠かせない部署や業務です。
英語では“back office”と言い、日本語の意味と同じく顧客と直接関わることなく、サポートする業務という意味があります。
反対に、営業など表立った業務で会社の売り上げに貢献する部署や業務を、英語で「前部」という意味の“front”を用いて「フロントオフィス」と言います。
進むバックオフィスの縮小・外部委託
近年、「バックオフィス」はビジネス用語としてよく使われるようになりました。例えば、「バックオフィス陣が優秀だ」などと言うこともあるでしょう。
「バックオフィス」は会社の運営上、なくてはならない部署や業務である一方、書類や印鑑を使わない業務や、業務の効率化を図るツールやシステムが増えたことで大幅に業務を縮小できるようになりました。
そのため、現金や書類を取り扱う銀行や、テレワークを導入する企業などが「バックオフィス」を縮小し、コスト削減や新たな働き方に対応する動きが強まっています。
また、「バックオフィス」を自社ではなく外部企業に委託するケースもあり、新たなサービスとしても活用されています。
文/編集・dメニューマネー編集部