毎月、決まった出費となる生命保険料だが、保険会社によってはポイントを還元しているところがあり、年間3000ポイント以上貯められるかもしれない。お目当てのポイントが貯まる保険はどれで、どのくらい貯まるのだろうか。
dポイントが貯まる保険 「はなさく生命保険」
2023年8月から「ドコモスマート保険ナビ」が日本生命グループのはなさく生命保険の生命保険・医療保険を取り扱うようになり、同サイトから契約すると1.0%相当のdポイントが付与されるようになった。さらには保険料をd払いですると合計で2.0%のポイントがつく。
生命保険文化センターの調査によると2019年度の1人当たり保険料平均額は1万6300円。もし40歳男性がはなさく生命保険に加入し、この金額に近い保険料を支払い続けたらどれくらいポイントが貯まるかシミュレーションしてみよう。
はなさく生命保険に「はなさく定期」「はなさく医療」「はなさくがん保険」などの保険商品がある。40歳男性が死亡時の保険金額を2000万円、満期20年で「はなさく定期」を契約すると保険料は月額6400円だ。
次に、病気で働けなくなったときの保証も必要と考えて「はなさく医療」にも入ったとする。 入院時の一時給付金を10万円、入院日数に応じて支払われる給付金を1日1万円とすると月額保険料は5050円になる。
さらにはガンも怖いので「はなさくがん保険」も契約するとしたら、ガン診断時の給付金100万円、ガン治療給付金10万円の場合、月の保険料は3210円となる。
これら3つの保険の合計額は1万4660円なので、毎月293.2ポイント、1年間で3528.4ポイント貯まる計算となる。
楽天ポイントが貯まるのは「楽天の保険」
楽天ポイントが貯まる保険「楽天の保険」(楽天グループ <4755> )にも定期保険、医療保険、がん保険があるので、前述と同じ条件でシミュレーションしてみよう。
楽天の保険の定期保険「スーパー定期保険」に40歳男性が保険金2000万円で契約したときの保険料は月3540円だ。
医療保険である「スーパー医療保険」に同じ条件で入ったときの保険料は月額6150円、同じように「スーパーがん保険」にも入ると月額保険料は5850円となる。
3つの保険の合計はひと月1万5540円だ。
楽天の保険では毎月の保険料の1.0%分のポイントが付くので、この場合月々155.4ポイント、年間では1864.8ポイント貯まることになる。
定期保険の保険料が安めなため付与されるポイントも少ないが、これはこの保険が年齢によって保険料が上がっていく商品だからだ。ちなみに55~59歳の保険料は1万1640円なので、時が経つほどポイントも貯まりやすくなる。
Pontaポイントは「auの生命ほけん」
auの生命ほけん(KDDI <9433> )は契約者に月額保険料の1%相当のPontaポイントを還元している。
こちらも同様にシミュレーションすると、まず定期保険である「au定期保険」は同じ条件なら保険料月額5460円。同じく医療保険の「au医療保険」の保険料は4234円、auがんほけんの保険料は3222円となる。
保険料の合計は1万2925円だ。したがってポイントは月129.25ポイント、1年で1551ポイントつくことになる。
先々に備えるのが保険だが、どうせなら今のために少しでも得な選択をしたほうがいい。損害保険や自動車保険など、生命保険以外にもポイントが付く保険があるので、気になる人はチェックしてみてはいかがだろうか。
文/編集・dメニューマネー編集部