時計の製造・販売で知られる、シチズン時計 <7762> 。“市民に愛され市民に貢献する”という企業理念が現在の社名の由来です。そんな同社の昔の社名は、何だったのでしょう? 時計の国産化のため創業 シチズンは、もともと同社がはじめて手がけた懐中時計に名づけられました。創業者と親交のあった、当時の東京市長・後藤
時計の製造・販売で知られる、シチズン時計 <7762> 。“市民に愛され市民に貢献する”という企業理念が現在の社名の由来です。そんな同社の昔の社名は、何だったのでしょう?
時計の国産化のため創業
シチズンは、もともと同社がはじめて手がけた懐中時計に名づけられました。創業者と親交のあった、当時の東京市長・後藤新平氏により命名。“永く広く市民に愛されるように”との願いを込めて、英語で市民を意味する“CITIZEN”が採用されたそうです。
そんなシチズン時計は、もともと「尚工舎時計研究所」でした。山崎亀吉氏により設立されたのが、1918年。時計金属商をしていた山崎氏は、時計の生産が盛んなスイスやアメリカで学んだ懐中時計を国内で製造するため起業し、1924年に懐中時計第1号が完成しました。
その後、1930年法人化し、シチズン時計株式会社をが設立。1938年には社名を大日本時計株式会社へ変更しますが、1948年にシチズン時計株式会社へ再変更しています。
1976年には、アナログ式太陽電池時計「クリストロンソーラーセル」、1993年には日本・ドイツ・イギリス、3局の切り替え受信が可能な電波時計を発売。どちらも世界初の技術が使われた時計でした。電波時計は、シチズングループとして初めて2018年に国立科学博物館の未来技術遺産に登録されています。
文/編集・dメニューマネー編集部