ヘルスフードカウンセラーが教える「春バテ」の3・4月に食べたい・飲みたいもの

2024/03/18 11:00

「夏バテ」ならぬ「春バテ」あるいは「春ダル」という言葉をご存じでしょうか。文字通り、春に感じる心身の疲れやダルさのことで、森永乳業の調査でも、約6割の人が春先に心身の疲れやダルさなどを感じていることが分かっています。こうした疲れやダルさに負けないための対策、食べたり飲んだりするといいものをヘルスフードカウンセラーに聞き

「夏バテ」ならぬ「春バテ」あるいは「春ダル」という言葉をご存じでしょうか。文字通り、春に感じる心身の疲れやダルさのことで、森永乳業の調査でも、約6割の人が春先に心身の疲れやダルさなどを感じていることが分かっています。こうした疲れやダルさに負けないための対策、食べたり飲んだりするといいものをヘルスフードカウンセラーに聞きました。

春バテの特徴と原因は?

「春バテ」は春に起こりやすい心身の不調の総称で、症状としては、だるい、やる気が出ない、目覚めが悪い、イライラする、夜眠れず昼眠くなるなどがあります。

主な原因として指摘されることが多いのは、春に大きくなる気温の寒暖差や慣れない新生活のストレスからくる自律神経の乱れのようです。

食事に取り入れたいのはビタミンB、カルシウム、マグネシウム

ヘルスフードカウンセラーによれば、春バテ対策によい食材は、ビタミンB群・カルシウム・マグネシウムを多く含むものだそうです。なぜなら、ビタミンB1・B2・B6は疲労回復に、ビタミンB12・カルシウム・マグネシウムは気持ちの安定に役立つと考えられるからとのことです。

まずビタミンB群が豊富な食事としては、豚肉・レバー・鶏肉・マグロ・アボカド・キムチがあります。カルシウム・マグネシウムを多く含むのは、大豆・ひじき・大根などです。

これらを使った献立を考えるとよいでしょう。たとえば、豚キムチ炒め、レバニラ、ポキ丼(魚介の切り身を調味料で和えたポキを白飯にのせたハワイ風の海鮮丼)、豆腐ハンバーグ、鶏大根、ひじき煮などが挙げられます。

ただし糖質・脂質・アルコールを取りすぎると、ビタミンB群が消費されてしまうので注意しましょう。

飲み物はクエン酸やテアニンなどが入ったものを

飲み物としては、クエン酸、テアニン、テオブロミン、トリプトファンなどを多く含むものがよいとのことです。

クエン酸は疲労回復につながり、これを多く含む飲料には、オレンジジュース、グレープフルーツジュースがあります。テアニン、テオブロミン、トリプトファンにはリラックス効果が期待できるそうです。緑茶、ココア、牛乳、豆乳などを飲むとよいとのことです。

なるべく心身の不調が出る前にこれらの食べ物や飲み物を取り、春バテを予防しましょう。

文/編集・dメニューマネー編集部