業務用の食用オイルでシェア約40%!「J-オイルミルズ」の昔の社名は?

2024/03/22 16:00

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サラダ油やオリーブオイルなどを手がける、J-オイルミルズ <2613> は、国内で業務用の食用油シェア約40%を誇ります。味の素製油、ホーネンコーポレーション、吉原製油が統合して誕生した同社の、それぞれの旧社名、わかりますか? 歴史ある3社が統合して2003年に誕生 味の素製油は1826年、エゴマの産地・愛

サラダ油やオリーブオイルなどを手がける、J-オイルミルズ <2613> は、国内で業務用の食用油シェア約40%を誇ります。味の素製油、ホーネンコーポレーション、吉原製油が統合して誕生した同社の、それぞれの旧社名、わかりますか?

歴史ある3社が統合して2003年に誕生

味の素製油は1826年、エゴマの産地・愛知県一宮市に熊沢家が水車式搾油場をつくったことがはじまりです。1906年に熊沢製油場、1918年に熊沢製油合資会社となり、熊沢製油産業を経て1966年に味の素 <2802> 資本となりました。1999年には、味の素の製油部門と東洋製油などが統合し、味の素製油株式会社を設立しています。

ホーネンコーポレーションは1914年、南満州鉄道がドイツで開発された抽出法により大豆油の試験製造をはじめたことから、その歴史がスタート。その後、さらなる産業化を目指して事業を委譲したのが、鈴木商店でした。しかし、1918年鈴木商店から製油部門を分離独立し、豊年製油株式会社を設立。1989年に社名を株式会社ホーネンコーポレーションへ変更しています。

吉原製油の創業は1855年。吉原治助氏が、江戸積み油問屋の事業を行うため「吉原商店」を設立したことがはじまりです。菜種油のほか、大豆油やヒマシ油などを扱うようになり、1917年からは本格的に製油業へ進出し、1918年に吉原製油工業所を開設します。その後、1932年に工場を集約し、吉原製油株式会社として問屋業から分離・独立しました。

2000年には味の素製油とホーネンコーポレーションの経営統合が合意し、持ち株会社を発足。2003年に吉原製油が経営統合に参加し、社名をJ-オイルミルズへ変更しています。

文/編集・dメニューマネー編集部