日本酒や焼酎などを手がける酒造メーカー「宝酒造」、昔の社名は何だった?

2024/03/24 11:00

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宝酒造は、清酒「松竹梅」や「タカラcanチューハイ」などのアルコール飲料、「タカラ本みりん」などを手がける企業で、現在は持ち株会社化し、宝ホールディングス <2531> のグループ企業です。 1994年、女優宮沢りえさんによる“タカラcanチューハイ”のCMでの「すったもんだがありました」のセリフを覚えてい

宝酒造は、清酒「松竹梅」や「タカラcanチューハイ」などのアルコール飲料、「タカラ本みりん」などを手がける企業で、現在は持ち株会社化し、宝ホールディングス <2531> のグループ企業です。

1994年、女優宮沢りえさんによる“タカラcanチューハイ”のCMでの「すったもんだがありました」のセリフを覚えている人もいることでしょう。このフレーズは同年の流行語大賞にノミネートされるほど、話題になりました。そんな同社の昔の社名、わかりますか?

合併や買収をくり返し事業を拡大

同社は、江戸時代後期の1842年、京都・伏見で四方卯之助(よもうのすけ)氏が清酒の製造・販売の権利を譲り受け、酒造業を始めるため創業。一時休業したのち、1864年に酒造業を再開し、酒粕を原料とする粕取焼酎、みりんの製造をはじめました。1897年には「寶」(たから)印の商標を登録しています。

そんな同社のもともとの社名は、「四方合名会社」です。設立は1905年で、1910年には主力商品のみりんで東京へ進出。1913年には宮内省御用達となりました。

1925年に改組し、寳酒造株式会社を設立。1926年頃からは大手メーカー・帝国酒造株式会社や東京や広島の酒造メーカーと合併したほか、1934年にはワインメーカーの大黒葡萄酒などを買収し、事業を全国規模へ拡大していきました。

文/編集・dメニューマネー編集部