普段使っている日用品の原価、知っていますか?何となく、「数百円のものなら原価は数十円程度かな?」というあいまいな印象を抱いてはいないでしょうか。身の回りにある日用品の原価を知っておくと、使う際の意識が変わるかもしれません。
ビニール傘──雨のたびに買い足すのはかなりもったいない
ビニール傘の原価は約10円。コンビニでは700円前後で売られているので、原価は驚くほど安いと感じる人が多いのではないでしょうか。
外出の際、突然の雨に降られてはコンビニでビニール傘を買い足している、という人はもったいない出費を重ねているかもしれません。
歯ブラシ──アメニティで置かれている理由も納得?
100円程度で売られている歯ブラシであれば、原価は約1円です。意外なほどの安さですが、原価を考えると、ホテルのアメニティなどでもらえる理由も納得できるでしょう。
口紅──パッケージ代のほうが高い!
口紅の原価は5~10円。パッケージ代のほうが数百円と高く、価格の大半が広告費だそうです。ブランド物の口紅であれば定価5,000円前後するものも珍しくありませんが、原価を考えるとちょっと理不尽にも思えてきてしまうのではないでしょうか。
口紅は、ブランド代にお金を払っていると分かったうえで買ったほうがよいかもしれません。
メガネ──原価率は3割程度
基本的に、メガネの製造原価率は3割前後で、粗利益率が7割と言われています。つまり、1万円でメガネを売れば7,000円もうかるビジネスです。
JINS(ジンズホールディングス <3046> )などの新興ブランドは、ユニクロ(ファーストリテイリング <9983> )やZARAのように企画デザインや生産、販売までを一貫して行うことなどで原価を低く抑えているそうです。
ティッシュ──意外と高い?保湿ティッシュはさらに3円高くなる
街中で配っているポケットティッシュの原価相場は、一つ3~8円程度。決して高くはないですが、無料でもらえることを考えると、そこそこするんだな、という印象を抱くかもしれません。
なお、保湿ティッシュや抗菌効果のある上質な物になると、3円程度高くなるそうです。
文/編集・dメニューマネー編集部