JR・私営・地下鉄の「新年度のお得な定期券」キャンペーン「定期券代でポイント11%!」【首都圏】

2024/03/28 05:00

定期券で首都圏の交通機関を使っている人にとって、新年度はポイントを貯めるチャンスかもしれない。JRをはじめ私鉄も都営交通も新年度に向けてお得なキャンペーンやサービスをやっているので、定期券を使っている人は見逃さないほうがいいだろう。 JR東日本のオフピーク定期券でJRE POINTがMAX11%還元! JR東日本(東日

定期券で首都圏の交通機関を使っている人にとって、新年度はポイントを貯めるチャンスかもしれない。JRをはじめ私鉄も都営交通も新年度に向けてお得なキャンペーンやサービスをやっているので、定期券を使っている人は見逃さないほうがいいだろう。

JR東日本のオフピーク定期券でJRE POINTがMAX11%還元!

JR東日本(東日本旅客鉄道 <9020> )は2023年から混雑の緩和を目的に通常より約10%安い「オフピーク定期券」を発行しているが、2024年3月25日以降有効のオフピーク定期券については購入金額の5%分のJRE POINTを還元するという。

5%還元を受けるには、有効開始月の末日までに対象となるSuica定期券をJRE POINTに登録し、JRE POINT WEBサイトにエントリーする必要がある。

さらにモバイルSuicaでオフピーク定期券を買えば2%が追加され、なおかつ支払いをビューカードですれば最大4%が還元されるので、合わせて11%の還元となる。

今でも安いオフピーク定期券だが、2024年10月からは割引率を約15%に改定すると発表しているので、まだオフピーク通勤をしていない人もこの機に検討してみてはいかがだろうか。

私鉄、都営地下鉄もポイント20%還元などお得キャンペーン開催!

首都圏の私鉄や都営地下鉄を使う人にも定期券の購入でポイントをもらえるチャンスがある。

東武鉄道 <9001> は東武カードで初めてモバイル定期券を購入する人を対象に「東武カード春の定期券キャンペーン」をやっており、モバイル定期券をモバイルPASMOまたはApple PayのPASMOで買うと、TOBU POINTを定期券購入額の20%、最大1万ポイントもらえる。キャンペーン期間は4月20日(土)までだ。

東急電鉄(東急 <9005> )は東急新横浜線の新横浜~日吉の全区間を含むPASMO通勤定期券の新規購入と買い替えを対象に「東急新横浜線通勤定期券キャンペーン」を行う。

3月25日(月)〜4月15日(月)の間に使用開始となる定期券を購入した人にTOKYU POINTを最大5000ポイントプレゼントするという。

期間が1ヵ月の定期券では1000ポイント、3ヵ月なら3000ポイント、6ヵ月5000ポイント、12ヵ月で5000ポイントだ。

相模鉄道(相鉄ホールディングス <9003> )も同じ3月25日(月)〜4月15日(月)中に「相鉄新横浜線PASMO通勤定期券キャンペーン」を行い、こちらは相鉄新横浜線の新横浜~西谷全区間を含むPASMO通勤定期券を新規もしくは区間変更で購入した人に相鉄ポイントを最大5000ポイント還元する。

東京都が運営する都営交通では、新たに始めた「TOEIスマート定期券予約」を利用したToKoPo会員を対象に、抽選で100名に2000ToKoPoポイントをプレゼントするキャンペーンを行っている。

キャンペーン期間は4月14日(日)までで、WEBサイトからToKoPoへ入会するだけで参加できる。

都営交通には都営地下鉄や日暮里・舎人ライナー、都営バスなど複数の交通機関があるので、通勤・通学で利用している人は見逃さないほうがいいだろう。

新たに定期券を買うときの注意点

新たに定期券を買うときはできるだけ長期間で買ったほうが割安になるが、具体的にどのくらい割安になるのだろうか。

たとえば船橋から東京へのJR通勤定期は1ヵ月で1万2290円、3ヵ月は3万5050円、6ヵ月なら5万9120円だが、このうち複数月の定期券を1ヵ月分に換算すると3ヵ月の場合は約1万1683円、6ヵ月では約9853円となる。

1ヵ月の料金に対して3ヵ月なら約5%割安、6ヵ月では約20%の割安となるのだから、なるべく長い期間を買うに越したことはない。

ただし今後勤務地が変わる可能性がある人は、払い戻しのタイミングに気をつける必要がある。

たとえば4月から6カ月分の定期券を買ったものの7月から新たな部署へ異動となった場合に、払い戻し日が1日でも7月にかかってしまうとその1カ月分の料金がまるまるかかってしまう。

船橋~東京間を例にとれば、6ヵ月定期券を6月30日に払い戻せば、5万9120円から3ヵ月分の定期代と手数料を差し引いた2万3850円が返ってくるが、払い戻しが7月1日にずれてしまうと4ヵ月分の金額と手数料が引かれ1万1560円しか戻ってこない。

わずか1日違いで1万2290円も違ってしまうのだから、うっかりはゆるされないだろう。

また新たな勤務先でテレワークがある場合は、出社日数にも気をつける必要がある。

船橋~東京間なら出社日数が1ヵ月15日以下ならICカードのほうが安く済んでしまうなど、新たに定期券を買うときは出社日数を確認してからのほうがいいだろう。

新年度から定期券が新しくなる人も多いだろうが、ポイントを貯めたり、使い方に気をつけたりすれば、よりお得に活用できるのではないだろうか。

文/編集・dメニューマネー編集部