コロナ禍でキャンピングカーが注目を集める中、ワンランク上の高級キャンピングカーの売上が急激に伸びているようだ。メルセデス・ベンツのアウトドア・ミニバンなど、「移動式超高級ホテル」と呼ばれる高級キャンピングカーの中には、2億円を超えるものもある。
コロナ禍でも気軽に旅を楽しめる?キャンピングカーの魅力
近年、日帰りレジャーから泊りがけの旅行まで、キャンピングカーの活用幅が広がっている。時間や場所、天候などに縛られない、自由度の高い旅が楽しめる点が醍醐味だ。プライベートの空間を維持できるため、コロナ禍では新型コロナウイルス感染対策にもなる。
日本のキャンピングカーの相場は500万円台だが、2017年以降は1000万円超えの高級キャンピングカーを購入する人の割合が、年々増加傾向にある。また、アメリカの高級カスタムキャンピングカーは予約待ちの件数が増えているという。
憧れの高級キャンピングカー5選
高級キャンピングカーと一言にいっても、様々なサイズやスタイル、価格がある。以下、「一度は乗ってみたい高級キャンピングカー」5選をご紹介しよう。
1 メルセデスのアウトドア・ミニバン「マルコポーロ」
1984年に市場に投入されたメルセデス初のキャンピングカー、「マルコポーロ(Marco Polo)」。メルセデスベンツ209Dをベースに、パワフルなエンジンと街中でも運転しやすいプレミアム・アウトドア・ミニバンとして話題を呼んだ。
現行モデル(日本仕様は「V 220 D マルコポーロ ホライゾン」)は、Vクラスをベースに最大 5 人まで宿泊できる電動式のコンフォート シートとルーフ ベッドを装備するなど、車内で宿泊する快適さを追究したデザインが魅力だ。新車価格は957 万円。
2 メルセデスの商用車カスタム 「スプリンター」
マルコポーロと並んで人気があるのは、アメリカの高級ヴァン・カスタム業者が発売しているのカスタマイズ版だ。日常使いもOKな商用車「スプリンター(Sprinter)」を、好みに合わせたキャンピングカーにカスタマイズできる。価格はデザインやオプションにより異なるが、デラックス版で13万ドル(約1,422万円)程度。日本でも輸入代行・カスタマイズを請け負っている業者がある。
3 世界一高価なキャンピングカー?「エレメント・パラッツォ・スーペリア」
オーストラリアの自動車メーカー、マーチ・モバイル(Marchi Mobile)の最高級ライン、「エレメント・パラッツォ・スーペリア(eleMMent Palazzo Superior)」。
巨大ラウンジ エリアや最新式キッチン、衛生洗浄プログラムを備えたバスルーム、キングサイズのベッド、ドレッサー、大型クローゼット、ルーフトップのスカイラウンジなど、200万ドル(約2億1,881万円)超えの超高級キャンピングカーならではの豪華さが魅力だ。
4 動く高級ワンルームマンション?「H3-45 VIP」
ボルボ(Volvo)の子会社、カナダのバス・高級キャンピングカーメーカー、プレヴォスト(Prevost)のテーラーメイド式キャンピングカー「H3-45 VIP」。全長45フィート(約13.7m)、全幅102インチ(約2.6m)、全高 149インチ (約3.8 m)と、コーチ(長距離バス)並みのサイズならではなの広々とした空間は、さしずめ「動く高級ワンルームマンション」だ。オプションで設備を充実させれば、旅行だけではなく住居としても快適に暮らせるだろう。こちらも価格は200万ドル(約2億1,881万円)~。
5 優雅でアットホームな移動空間「キング・エア」
アメリカの高級キャンピングカーメーカー、ニューマー(Newmar)の「キング・エア(King Aire)」。一般的な高級住宅の内装に使用されている素材を贅沢に使ったインテリアは、キャンピングカーであることを忘れてしまうほど、優雅でアットホームな雰囲気を演出している。
3つの間取り図から、自分のスタイルに合ったデザインを選べる。価格は132万1680ドル(約1億4,461円)~。同社は他にも、比較的手頃な価格(13万5,702ドル/ 約1485万円)の「ベイ・スター・スポーツ(Bay Star Sport)3014」など、14種類の高級キャンピングカーを販売している。
誰もが気軽に購入できる価格帯ではないが、海外ではレンタルできるメーカーや業者もあるので、チャンスがあれば試してみてはいかがだろうか。
文・アレン琴子(オランダ在住のフリーライター)
編集・濱田 優(dメニューマネー編集長)
画像・ Mercedes-Benz AG
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