世界中のiPhoneユーザーが使っているアプリの課金額は、一体いくらくらいだと思いますか?
Appleが発表した調査によると、2020年は,430億ドルだったそうです。日本円にすると70兆870億円(1ドル109円換算)にも上ります(6月2日発表)。前年比で24%も増えています。コロナ禍の巣ごもり需要による影響が大きいでしょう。
この額は正確には「App Storeエコシステムによる創出された金額」ですが、ここに含まれるのは、iPhoneやiPadなどiOSアプリ経由で使われたお金の額。その大半はアプリへの課金が占めます。
売れたのはストリーミングなど 売れなかったのはタクシー配車など
全体的には大幅な伸びを示したものの、カテゴリによって明暗は分かれました。
デジタル商品とサービスの売り上げは40%増加。特に著しい伸びを記録しているのはストリーミング、食べ物の注文、そしてショッピングでした。
対して、旅行やタクシーの配車といったような分野では売上が30%も減少しています。
ただ、海外のロックダウンや日本の緊急事態宣言といった措置を考えると、30%減はむしろ、「その程度にとどまった」と言ってもいいのかもしれません。もちろん、コロナ禍がおさまった場合、これらの分野は大きく伸びることが推測されます。
App Storeを支える小規模開発者
2008年にスタートしたApp Storeは大きな成長を遂げています。こうしたユーザーの増加には小規模開発者(アプリのダウンロード数が100万件未満、収益が100万ドル未満の開発者)の増加が大きく寄与しています。
iPhoneアプリの経済圏を支える小規模開発者の4人に1人が過去5年間で毎年平均25%以上の収益を上げています。ユーザーの増加と比例するようにアプリ開発分野の勢いは年々上昇しているようです。
文・しらいはるか(マネーライター)
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