iPhoneやiPad向けアプリのダウンロードサービス「App Store」には、実はあまり知られていない小ワザがあり、知っているとお金を取り戻せることもある。3つの小ワザを見てみよう。
1 消えてしまったApp Storeを復元する
App Storeのアプリ自体が突然見つからなくなるケースがあるが、これは機能制限(スクリーンタイム)の設定によってApp Storeが非表示になっていることが原因かもしれない。App Storeは、通常のアプリとは異なりアンインストールができないことから、このような原因が考えられる。
再表示させるには、iPhoneの設定アプリから「スクリーンタイム」「コンテンツとプライバシーの制限」「iTunesおよびApp Storeでの購入」の順にタップする。
その後表示される「インストール」の項目が「許可しない」になっているとAppStoreが表示されない。これを「許可」に変更すると再表示されるはずだ。
2 App Storeで課金したアプリは返金してもらえる
App Storeで意図せず有料アプリを買ってしまったり、アプリ内課金をしたりした場合、「子供が間違えて課金してしまった」などの正当な理由があれば返金してもらえる。
返金の申請はWebブラウザから行う。
Googleで「アップル 返金」などと検索して、Appleのレポートプロブレムのサイトにアクセスしよう。そのサイト上で、返金を希望する理由を選択して申請すると、課金したお金が戻ってくる。
返金は、アプリを買ったときに使ったのと同じ支払い方法で行われ、支払い方法によってお金が戻ってくるまでの時間が変わる。
たとえば、ストアクレジット(Apple IDにチャージした残高)で支払った場合、返金が反映されるまでに最長で48時間かかる。クレジットカードやデビットカードなどでは、明細に返金が記されるまでに最長で30日かかる。
返金申請の明確な期限は示されていないが、早めに申請したほうがよいだろう。
3 アプリのインストール制限を解除する
App Storeではアプリのインストールが突然できなくなるケースがあり、端末の容量不足などではないにもかかわらずインストールできないなら、何らかの操作によってアプリのインストールに年齢制限がかかってしまったことが原因かもしれない。
この制限を解除するには、iPhoneの設定アプリから「スクリーンタイム」「コンテンツとプライバシーの制限」「コンテンツの制限」「App」の順にタップしよう。すると「9歳以上」「12歳以上」「すべて許可」などから選択できるので、「すべて許可」に変更すれば解除できる。
紹介したようなトラブルに見舞われて対処法に悩む人は少なくないので、いざというときのために押さえておくとよいだろう。
文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部