今や買い物だけでなく、スマホ、保険などの契約やさまざまなサービスを使うと貯まる「ポイント」。貯めたものの使い道がないという人は、“ポイントで投資する”ことが勧められますが、よくよく見てみると、「ポイント投資」と「ポイント運用」があるようです。これらはどう違うのでしょうか?
「投資」?それとも「投資体験」?
ポイント投資もポイント運用も、もらったポイントを投資に使えるサービスで、投資である以上、元本が増えることもあれば、減る場合もある点は同じです。
「ポイント投資」は、通常の投資と同じように証券会社での口座開設が必要で、貯めたポイントを現金にして株や投信に投資するサービスです。
これに対し、「ポイント運用」は口座開設が不要で、運用会社が用意したコース(リスクの高さによっていくつか用意されている)を選ぶと、代わりに運用してくれる“投資の疑似体験”ができるサービスです。売った後に受け取れるのは現金ではなく、ポイントです。
「ポイント投資」は投資元本がポイントであるものの、実際にはポイントを現金にして金融商品を購入し、売却代金も現金で受け取ることになるため、利益が一定の水準を超えるなどした場合、確定申告が必要です。
この点、「ポイント運用」ではポイントが増えても、課税されません。
解答:「ポイント投資とポイント運用」の違いとは……
「ポイント投資」と「ポイント運用」の違いは、証券口座を開設するかどうか、運用の結果、増えた利益の受け取りが現金かポイントかです。
なおNTTドコモの「dポイント投資」は、“ポイント運用”のほうで、運用したポイントはdポイントとして使え、手数料もかかりません。
ショッピングなどで貯めたポイントを使ってない人や、これから投資を始めてみたい人は、ポイント投資やポイント運用から始めてみるとよいでしょう。
文/編集・dメニューマネー編集部