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【新NISA】投資信託の「クレカ積立」が5万円から10万円に!ネット証券の対応は?【ポイ活】

2024/03/30 08:00

ネット証券で投資信託の「クレカ積立」をするとポイントがもらえますが、3月8日に内閣府令が改正され、月の積立上限が5万円から10万円に増え、大手ネット証券各社の対応が出揃いました。自分にあった会社、積立額を見極めて、ポイ活を上手に進めましょう。 大手ネット証券の対応状況は? 大手ネット証券の対応を見ると、SBI証券(SB

ネット証券で投資信託の「クレカ積立」をするとポイントがもらえますが、3月8日に内閣府令が改正され、月の積立上限が5万円から10万円に増え、大手ネット証券各社の対応が出揃いました。自分にあった会社、積立額を見極めて、ポイ活を上手に進めましょう。

大手ネット証券の対応状況は?

大手ネット証券の対応を見ると、SBI証券(SBIホールディングス <8473> )はクレカによって還元率が異なります。2024年10月分までの付与率は0.5%から5.0%ですが、11月からは年間のカード利用額もポイント付与の条件となり、還元率も0.5%から3%までと下がります。

一部のクレカでは、積立にだけ使っていてカード利用額が少ないという人は、ポイント付与率が0%になる可能性もあります(年間で10万円未満利用)。

楽天証券もクレカによって還元率が異なり、原則として、楽天カードは0.5%、楽天ゴールドカードは0.75%、楽天プレミアムカードでは1.0%のポイントがもらえ、上限額が10万円に引き上げられています。

マネックス証券(マネックスグループ <8698> )ではマネックスカードで「クレカ積立」ができますが、毎月の積立額が5万円以下では還元率1.1%、7万円以下では0.6%、10万円以下では0.2%と、少しずつ割合が下がります。ちょうど10万円積立した場合は合計730ポイントになります。

auカブコム証では、au PAYカードやau PAYカードゴールドで「クレカ積立」すると一律1.0%のポイントがもらえ、上限10万円積立で1000ポイントもらえます。

どの証券会社も、月の積立額を10万円に増やすともらえるポイントは多くなります。今回の上限額変更にあわせて、各社はキャンペーンを行っているので、これまでクレカ積立をしていなかった人も、始めやすそうです。

「毎月の積立購入」以外でもポイントがもらえる

クレカ積立のよいところには、毎月の積み立てでポイントがもらえる点だけでなく、証券会社によっては、投資信託の保有残高に応じたポイントももらえる点もあります。

たとえばマネックス証券では、保有残価に応じて通常0.08%もらえます。毎月10万円、1年間積み立てて120万円分買うと、960ポイントもらえます。ただ保有残高でもらえるポイントの割合は商品によって異なり、人気のeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は0.0175%などとなっているので注意が必要です。

投資信託は毎日基準価額が変わりますが、残高に応じてポイントがもらえるなら、長期で保有しやすいのではないでしょうか。

もらった各ポイントは現金のように使える

もらったポイントは現金に替えて買い物にも使えますが、投資に充てることもできます。投資信託を買い、それでもらったポイントで、さらに投信を買えるわけです。

ただ注意点もいくつかあります。まず投資なので、積立投資すれば必ず増えるわけではありません。また、クレカによっては年会費がかかる場合があります。証券会社によっては年会費のかかるクレカにすると還元率が高いことがありますが、もらえるポイントより年会費のほうが高いとお得とは言えないかもしれません。

文・谷口久美子(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部

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