子供靴をはじめ、メンズやレディースの靴を手がける、ムーンスター。世界進出を目指したことが現在の社名の由来になっています。同社の昔の社名、一体何だったのでしょうか? 現在の社名になったのは2006年 ムーンスターは、1928年に世界的に通用し、親しみやすい図柄である月(ムーン)と星(スター)を1928年にブランドマークと
子供靴をはじめ、メンズやレディースの靴を手がける、ムーンスター。世界進出を目指したことが現在の社名の由来になっています。同社の昔の社名、一体何だったのでしょうか?
現在の社名になったのは2006年
ムーンスターは、1928年に世界的に通用し、親しみやすい図柄である月(ムーン)と星(スター)を1928年にブランドマークとして商標登録し、のちに社名に採用されました。
同社は1873年、創業者の倉田雲平(1851-1917)氏が、個人経営の小さな店をはじめたことが原点です。当時は、「つちやたび」という名前で、オーダーメイドで足袋の製造を行っていました。
本格的に運動靴(ひも付きキャンバスシューズ)やゴム長靴の製造を始めたのが、1925年のことです。子供用の前ゴム靴は、1927年から手がけるようになりました。
社名は1917年、つちやたび合名会社を設立し、1931年には株式会社となりました。その後、ゴム靴の生産を始め、実態と社名に乖離(かいり)が生じていたことから、1939年に日華護謨(ゴム)工業株式会社へ社名を変更し、1949年に日華ゴム株式会社へ再変更しました。月星ゴム株式会社や月星化成株式会社などへ幾度かの変更を経て、社名がムーンスターになったのは2006年のことです。
文/編集・dメニューマネー編集部